青森県、1日からコロナ緊急対策 公有施設休館、大半の市町村も踏襲(Web東奥) – Yahoo!ニュース – Yahoo!ニュース

基本問題

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い青森県は1日、緊急対策をスタートする。東奥日報調べによると、大半の市町村が30日までの期間中、県と同様に不特定多数が利用する施設を原則休館・使用中止、主催イベントは原則中止・延期する。ただ一部市町村が入浴施設などを利用可能とした。学校の部活動は、むつ下北5市町村が短時間に限って認めた。

 青森市は総合防災訓練や青森秋まつりなど34件を中止、43件を延期。市有施設は休館・使用中止とした。サークル活動など市民の利用が多い古川市民センターの担当者は「利用者は感染者が増えている状況を分かっており、休館をすんなり受け入れた」と話す。

 同市のカクヒログループスタジアムでレクダンスの練習を終えた70代女性は「県内の1日の感染者が100人を超えた時点で、このまま続けられるか半信半疑だった」と1カ月の休館を残念がった。

 例外として三沢市、つがる市、平内町、外ケ浜町、今別町、蓬田村、大鰐町、東北町、横浜町の入浴施設は利用できる(今別、東北、横浜は町民限定)。大鰐町の原子学総務課長は「保健衛生上、住民に必要」、横浜町担当者は「『閉めないで』と要望があった。感染者が町内に少ないと判断した」と述べた。

 今別町はワクチン接種が進んでいることなどから、町民限定で町有施設を開く。大間町の集会施設や西目屋村の公民館は住民に限り利用可能。他に三沢市の直売所やレストラン、平内町のご当地レストラン、蓬田村の物産館、東通村のレストハウスなどが営業。

 十和田市の観光施設の指定管理者からは、テナントを含めた休業補償を求める声が上がっている。小山田久市長は取材に、対策期間終了後に影響を受けたのか調査して対応する-との意向を示した。県の対策が、週末金曜(8月27日)の夕方に正式決定という対応に七戸町の田嶋邦貴総務課長は「もっと早くしてほしかった」と苦言を呈した。

 一方、中学校の部活動について、むつ市、東通村、風間浦村、佐井村は1日1時間程度まで、大間町は下北地域なら試合や練習は可とした。

 宮下宗一郎むつ市長は30日の記者会見で「1時間というのは授業時間と同じ。体育や音楽などはやるのに部活をやらないということにはならない。市内の感染状況を見てもこの1時間を否定する合理的、疫学的な理由は見いだせない」と強調。風間浦村の酒井敦弘教育課長は「土砂災害があり運動ができない状況だった。部活動を通して子どもたちの健康増進を図りたい」と話した。

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