日本と中国にはさまざまな違いがあるが、学校教育においてもさまざまな違いがある。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、かつて日本の小中学校で中国語教師として働いていたという中国人女性による動画を配信し、日本と中国の学校文化の違いについて「教える側の視点」から説明した。

 この中国人配信者は、以前に日本の小中学校で週に1回、中国語を教えていたと自己紹介している。日本の小中学校で働いていた際、日本と中国の学校文化には様々な点で非常に大きな違いがあることを教師の立場から実感したそうだ。

 たとえば、日本の小中学生の学業に取り組む態度は「決して真面目」ではなかったのが意外だったとし、また日本の教師は授業中に生徒たちがおしゃべりしていても叱責することはなく、「放置する場合すらある」と紹介、これにも本当に驚いたと振り返った。

 日本の社会は近年、体罰に対して厳しい態度を取るようになったが、もし叱責すると子どもやその保護者から「言葉の暴力」をふるったとして訴えられる可能性があるからではないかと説明している。中国の学校であれば、教師が生徒の不真面目な態度をしっかり注意するのは正常なことだと伝えたほか、中国では人口が多いためか、競争も非常に激しく、特に都市部の子どもたちは必死に勉強に取り組んでいると言われる。

 さらに、日本の公立学校に「プール」が設置されていたこと、保健室には「養護教諭」と呼ばれる医療の知識を持つ教員が配置されているのも中国の学校との大きな違いであり、プールがあって体育の授業があるからこそ、日本人は一般的に「泳げる」のではないかと主張した。

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