虫歯のある5〜17歳、全年齢で全国平均上回る – 中日新聞

基本問題

 文部科学省が発表した二〇二〇年度学校保健統計調査で、県内の五〜十七歳のうち、虫歯がある子どもの割合が全年齢で全国平均を上回った。

 調査によると、虫歯の割合が最も高いのは十七歳で56・7%。全国平均より約11ポイント高く、都道府県で八番目だった。次いで九歳と十六歳がともに50・4%だった。最も低いのは五歳と十二歳で、ともに31・6%だった。

 学校種別では、幼稚園は31・6%、小学校は44・3%、中学校は36・4%、高校が51・6%。一三年度と比較すると、いずれも10ポイント以上減っているものの、全国平均より高い傾向が続いている。

 県教委保健体育課によると、虫歯になりにくい食生活や歯磨きの習慣が定着していないことを一因に挙げる。担当者は「小中学校を所管する市町教委と協力して、虫歯予防の指導をしていきたい」と話している。

 調査は、県内の幼稚園、小学校、中学校、高校などのうち、文科省が指定した百五十七校が対象。身長や体重、視力などを調べた。 (鎌田旭昇)

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