【ソウル聯合ニュース】韓国で新型コロナウイルスの感染拡大によりワクチン接種の重要性が増す中、米モデルナ製ワクチンの供給に遅れが生じることが、9日分かった。
政府の新型コロナウイルス予防接種対応推進団は同日の定例会見で、生産上の問題により今月到着予定のワクチン850万回分が半分以下の供給となるとの連絡がモデルナ側からあったと明らかにした。
韓国政府は同社と計4000万回(2000万人)分のワクチン供給契約を交わしている。
推進団は同社に対し抗議するとともに、今月16日以降に行われる2回目の接種から、遺伝物質メッセンジャーRNA(mRNA)を使った米ファイザー製とモデルナ製ワクチンの接種間隔を6週間に延長することを決めた。
ファイザー製ワクチンの接種間隔は3週間、モデルナは4週間だが、予防接種専門委員会はワクチンの供給状況や医療機関での接種条件などを考慮し、必要な場合はmRNAワクチンの接種間隔を最大6週間まで調整できるとしている。
これにより、7月26日以降にmRNAワクチンの接種を受け、今月16日以降に2回目の接種を受ける対象者から6週間間隔に調整されるとみられる。
推進団は、高3の受験生や高校の教職員などはこれまで通りの接種間隔とし、入試日程に影響がないようにすると説明した。
また、保育園、幼稚園、小・中学校の教職員など教育・保育従事者は2学期の始業式までになるべく早く接種を受けられるよう、1回目と2回目の接種間隔を5週間とする計画だ。
推進団は、7~9月期の接種計画は予定通り行うと改めて強調した。
50代(1962~71年生まれ)を対象とする1回目の接種は、今月28日まで行われる。
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