毎日新聞
2021/8/9 東京朝刊
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<kyoiku no mori>
多様な性のあり方を学び、LGBTなど性的少数者について理解を深める――。教育現場でこうした取り組みが進む中、ハード、ソフト両面で環境作りを進めている学校がある。多様性への理解が、生徒の学ぶ意欲にもつながっている。【源馬のぞみ】
札幌市東区にある公立中高一貫の札幌開成中等教育学校には、各階に女子トイレと男子トイレに加え、「誰でもトイレ」がある。性差に関係なく誰でも使え、バリアフリー仕様になっている。服装の規定は「終業式や卒業式に指定のブレザーとネクタイ、白いシャツを身に着ける」のみ。ふだんは私服姿の生徒が大半だ。
保健体育や道徳の授業でLGBTを取り上げ、年1回の「いのちを考える学習」では性的少数者への理解や差別解消を訴えるパレード「さっぽろレインボープライド」の実行委員を招いて講演会を開いている。
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