京進、帰国後の受験対策としてリアルタイムオンライン授業「Kyoshin@Home」を導入開始 – ICT教育ニュース

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京進は、海外に駐在する家庭の子どもへ向けた海外校(デュッセルドルフ、ミュンヘン、広州、ニューヨークの 4 校)での対面授業を展開しているが、今回、中央ヨーロッパ時間から時差±1 時間の地域に住んでいる家族を対象とした「対話型」オンライン授業、「Kyoshin@Home」を4日から開始した。

海外在住の小学生、中学生へ向けたリアルタイムオンライン授業は京進“初”の取り組みとなり、配信拠点となるドイツのデュッセルドルフ校から、時差±1 時間の地域を対象にサービスを導入したあと、広州、ニューヨークからの配信も予定。

家族で海外赴任する際に、子どもが帰国後に控えている中学受験・高校受験を想定した勉強の場が赴任先に無いといった悩みがあるという。こういった環境下では、通信教育や独学形式での学習を行われる人が多くいるが、双方向のコミュニケーションが図りづらいため受け身の学習となる可能性がある、入試・教育情報が入手しづらい、といった点が課題として挙げられる。

これらの課題点について実態をより明らかにするため、同社は海外校へ通塾している136 世帯を対象に、「海外赴任時における受験対策として望ましい通塾形式」について調査を実施。調査結果として、海外赴任前の段階から、帰国後に控えている子供の受験に対して不安を抱えたことのある保護者が約7割、一人で教材を解く通信形式ではなく、講師とのコミュニケーションを双方向で図ることが重要であると考える保護者が7割以上と、海外赴任中における子どもの受験に関する課題点が明らかに。

同調査結果を受けて、同社は海外で受験対策を行う子どもへ向けた、海外に滞在しながらも帰国後に控えている日本の第一志望校受験をサポートするため、京進“初”となるリアルタイムオンライン授業の展開を決定。海外校を展開しているドイツ、中国、アメリカの計4校の地域では、現地校の入学式がいずれも9月となっており、子どもが現地での新学期を迎える前のタイミングで、新たな学習形式を取り入れてもらえるよう、4日からサービスを開始する。

「海外にいるから日本の第一志望校への入試対策は難しい」、「近くに受験指導を行う塾が無いから海外生活を断念し、先に配偶者・子どもだけで帰国する」といった課題の解決を目指し、質問や発言など双方向のコミュニケーションが可能な「対話型授業」を取り入れてることにより、帰国後の受験・第一志望校合格を応援するという。

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