数学と理科の知識で競う
中学生を対象とした第9回科学の甲子園ジュニア宮古地区代表選考会(主催・県教育委員会ほか)が28日、県宮古合同庁舎講堂で開かれた。市内の8中学校から15チームが参加。1チーム3人で数学と理科の知識を問う問題に答える筆記競技で競い合った結果、優勝は上野Bチーム、準優勝は上野Aチームとなり、県予選に出場する地区代表2チームを同校が独占した。
同選考会は、未知の分野に挑戦する探究心や創造性に優れた人材を育成することなどを目的として8月25日に開催される「第9回科学の甲子園ジュニア全国大会県予選」に出場する地区代表2チームを選ぶもの。
開会式で宮古教育事務所の宮城克典所長は「この科学の甲子園が、皆さん一人一人の未知の分野に挑戦する探究心、創造性を呼び起こすきっかけになることを期待する」と参加者を激励した。
出題される問題は物理、化学、生物、地学、数学の5題。制限時間は40分で、開始前3分間の「作戦タイム」でチームメンバーの誰がどの問題を担当するかなどを決め、分からない部分はメンバー同士で相談しながら競技に挑んだ。
その結果、250点満点中124点を獲得した2年生男子3人からなる上野Bチームが優勝。2年生女子3人の上野Aチームは121点で準優勝となり、上野の2チームが県予選に派遣されることが決まった。
上野Bチームの渡真利孔明君は「最初の3分間で役割分担できたこと、1問1問の細かいところの確認ができたり、最後にできなかった部分をチーム内で回して解き直ししたところが良かったと思う。県大会では、できるところまでいければ」と語った。
筆記競技終了後には沖縄工業高等専門学校情報通信システム工学科助教で宮古島出身の亀濱博紀博士が「AIについて」をテーマに講演を行った。
優勝、準優勝メンバーは次の通り。(敬称略)
上野Bチーム=上里悠真、川満有志、渡真利孔明
上野Aチーム=新里珠奈、宮國琉美佳、柳田胡桃
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