有償版は「対象」と「教材」の両方を拡充
みんなでプログラミングは、レノボと東京書籍などが共同で開発したものだ。従来はNTTコミュニケーションズが提供する「まなびポケット」を利用している小学校を対象に無償コンテンツとして提供されてきた。
今回、無償版の利用者から「もっと高機能なものが欲しい」という要望が寄せられたこともあり、プログラミング教育の学習環境のさらなる改善を図るべく、有償版の提供を行うことにしたという。
無償版では、小学生の「総合」「算数」「理科」に対応する基礎教材が用意されている。有償版では中学校の「技術・家庭科(技術分野)」や高等学校の「情報I」に対応する基礎教材も利用できる他、以下のような応用教材も利用できる。
・先端/実践プログラミング(小学5年生~中学生向け)
・クリエイティブ/コミュニケーション機能(小/中学生向け)
・双方向性のあるコンテンツ/プログラミング(中学生向け)
・デジタルシチズンシップ(情報モラル)学習(小/中学生向け)
・データサイエンス(高校生向け)
・アルゴリズムの効率性(高校生向け)
・モデル化とシミュレーション(高校生向け)
有償版のスタート時点では、技術・家庭科における「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミングによる問題解決」を学べるコンテンツと、情報Iにおける情報活用能力を育成するコンテンツが利用できる。その他の教材については、発売日以降に行われるアップデート(※)で実装される。
(※)2021年度は4回実施される予定
みんなのプログラミングはWebブラウザベースで稼働するため、レノボ以外のPCでも利用可能だ。アプリのインストールが不要であるため、どのようなOSでも学習を進められる。
ただし、学校向けのライセンスで利用する場合、マルチデバイスでの利用を許可するかどうかは学校のポリシー(方針)によって決まる。
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