東京に4回目の緊急事態宣言が出されて最初の週末を迎えています。17日・土曜日の東京の人出は、ことし4月下旬からの3回目の宣言が出ていた期間の平均と比べて日中、夜間とも2桁の増加となりました。
NHKは、IT関連企業の「Agoop」が利用者の許可を得て、個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使い、主な地点の人出を調べました。
調査した時間は、日中が午前6時から午後6時まで、夜間が午後6時から翌日の午前0時までです。
まず、17日土曜日の東京と大阪の人出を、3回目の緊急事態宣言が出されていたことし4月25日から6月20日までの土日・祝日の平均と比較します。
それによりますと
▼渋谷スクランブル交差点付近が日中は32%、夜間は40%、
▼東京駅付近で日中は23%、夜間は15%と
いずれも2桁の増加となりました。
また、
▼大阪・梅田駅付近は日中は140%、2.4倍に、夜間は173%、およそ2.7倍と、いずれも大幅に増加しています。
4週間前の土日の平均と比較
続いて前の4週間の土日の平均と比較します。
東京では
▽渋谷スクランブル交差点付近は日中は0%、夜間は2%、
▽東京駅付近で日中は1%、夜間はマイナス8%でした。
“宣言”延長 沖縄の人出も増加
一方、緊急事態宣言が延長された沖縄の人出は、那覇市の県庁前駅付近で日中は10%、夜間は9%いずれも増加しました。
また、まん延防止等重点措置が延長された埼玉、千葉、神奈川、大阪の4府県の土曜日の人出は、
▽さいたま市の大宮駅付近では日中は2%、夜間はマイナス4%、
▽千葉駅付近で日中は19%、夜間はマイナス16%、
▽横浜駅付近で日中は5%、夜間は8%でした。
大阪・梅田駅付近は、日中は23%、夜間は38%と増加幅が大きくなっています。
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