理科資料、ネットで共有 県内教員らシステム開発 – 中日新聞

花のつくりとはたらき


理科教育の資料共有システムを使って学ぶ生徒たち=福井市森田中で

 県内の教員らが開発した、理科教育の資料をインターネットで共有できるシステムの完成発表会が二十二日、福井市の森田中学校であった。教員や同校の生徒ら二十人が参加し、生きものなどの写真をアップロードして活用方法を学んだ。

 理科教員が作った教材や、撮影した動物や植物の写真、化学実験の動画などをウェブサイトに簡単にアップロードして共有できる仕組み。生徒も学校や家庭でタブレット端末などを使って見ることができる。

 政府の「GIGAスクール構想」で生徒一人一人に配備されるデジタル端末を活用しようと、県中学校教育研究会理科部会が発案。部会のメンバーらがIT会社を経営する松田優一さん(44)=勝山市=にプログラミングを学びながら、三カ月ほどかけて作り上げた。

 発表会ではシステムの概要などが説明された後、オンラインなどで参加した教員らが、月や星座の写真や、スマートフォンで録画したメダカの稚魚の映像などをシステムにアップロード。森田中情報部の生徒四人もタブレットで写真を見るなどして活用した。

 池村圭市さん(三年)は「(太陽がリングのようになる)金環日食の写真は、前に実際の日食を見ることができなかったので興味…

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