2021年7月22日 05時00分 (7月22日 11時24分更新)
学習塾の東大セミナー(金沢市)の講師を招いた全三回の高校受験対策特別講座が、宝達志水町の宝達中学校で始まり、三年生が本格的に受験勉強を始める夏休みを前に、学習の取り組み方や受験の状況などを学んだ。
初回は三十人の生徒が二クラスに分かれ、数学と英語、国語の講義を五十分ずつ受けた。町教委によると、昨年から塾講師を招いた特別講座を開いており、生徒の受験に対する不安解消や学習の定着を図るほか、教職員の負担軽減の狙いもある。今年は同町出身の柳生好春塾長の協力で特別講座が実現した。
英語の講座では、講師の花房惟興さんが「皆さんに志望校はありますか」と問い掛け。県内トップ校の合格最低点を紹介し、入試で配点の高いリスニングや会話文の学習に優先的に取り組む必要性を伝えた。生徒は熱心にメモを取り、入試問題を解く時間もあった。
講義は二十五日と八月四日にもあり、五教科全て学習する。柳生塾長は「目先の教科の学習でなく、社会に出て通用する力を目指している。どう勉強したらいいか分からない子には学習方法を身に付けてもらいたい」と話した。 (大野沙羅)
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