流山市、小中学校でロボット教材を使ったプログラミング教育を開始 – 新公民連携最前線

花のつくりとはたらき

 千葉県流山市は、東京理科大学、内田洋行、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下SIE)の協力を受け、小学校から中学校まで一貫したプログラミング教育を2021年7月から市内の公立小中学校4校で始める。

 流山市は2020年度に、包括連携協定を結んでいる東京理科大学の滝本宗宏教授をICT教育推進顧問として「流山市GIGAスクール構想」を策定した。その一環でプログラミング教育を実践するため、基礎から応用まで幅広く対応できるSIEのロボット教材「toio」を採用した。内田洋行とSIE は2020年からtoioを学校向けに販売している。

流山市と東京理科大学、内田洋行、SIEの産官学連携による役割分担

 東京理科大学と内田洋行は、SIEが提供するtoioを活用したカリキュラムと指導案を共同開発する。さらに、オリジナルの教材開発や対象校での児童・生徒のサポートをする。

 小学校算数の平面図形の学習では、toioの「ビジュアルプログラミングセット」を活用してロボットが専用マットに印刷された正多角形上を動くプログラムについて学ぶ。中学校技術家庭科では計測と制御向けに障害物センサーを用いた「迷路セット」(2021年10月発売予定)を活用して障害物センサーを備えたロボットが迷路を脱出するプログラムを考える。

内田洋行が2021年10月に発売を予定している「toio迷路セット」。中学校技術・家庭科(技術分野)の「計測と制御」の授業で、障害物センサーを備えたロボットが迷路を脱出するプログラムを学ぶ

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