新型コロナウイルス感染拡大防止のため休校となった、沖縄県内の一部の小中高校で生徒らがオンラインで授業や課題に取り組んでいる。教職員らはスライドや動画を使った授業を行い、生徒の感想を見て授業内容を改善していた。
中部商業高校では、保健体育科の本村優教諭が2年1~3組の生徒に体育の授業をしていた。10日の授業は「オリンピックと国際理解」で、オリンピックの歴史や役割などをスライドや動画を使って説明した。本村教諭は動画投稿サイト「ユーチューブ」の動画を流したり、生徒に質問を投げたりした。授業時間は約30分。授業の最後に、生徒らは理解度をチェックするテストをオンラインで受けた。
本村教諭はチェックテスト時に授業の感想や改善点を記入する欄を設け、生徒の意見を基に授業内容を改善している。「授業のスライドは(教科の先生で)分担して作っている」と話した。同校は7日から午前はオンライン授業、午後は課題学習を行っている。
名護高校は休校が決まった4日、情報処理部の當銘樹主任、新城翔人教諭、安里尚樹助手の3人を中心に、機材の用意や設定と同時進行で、995人の全校生徒とオンラインで連絡が取れるか確認した。
米マイクロソフトの業務用ソフトサービス「マイクロソフト365」内のアプリ「チームズ」を活用。朝のホームルームで出欠確認した後、各教諭が創意工夫を凝らした授業を毎日3時間実施している。
辻上弘子校長は「試行錯誤しながら教職員が一丸となって臨機応変に対応している。生徒もよく頑張っている」と話した。
※注:辻上弘子校長の「辻」は1点シンニョウ
琉球新報社
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