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文科省「授業配分」を小中校に裁量もたせる新制度、来年度から
更新:2021-06-28 21:31
現在は、学校教育法施工規則で教科ごと、学年ごとに標準授業時数が定められていて、原則それに基づいて授業を行うことになっています。授業時数特例校に認定されると学年ごとに定められた各教科の授業時数の最大1割を減らして、別の教科に上乗せすることができるようになります。
上乗せにより教科横断的な視点に立った探求的な学習活動などの充実を可能にすることが狙いです。従来は困難だった一つのテーマに十分な時間をかけられるようになることなどが想定されています。
対象となる教科は小学校では国語、社会、算数、理科、生活、音楽、図画工作、家庭、体育、外国語。中学校では国語、社会、数学、理科、音楽(中1)、美術(中1)、保健体育、外国語で、授業時数が少ない教科は削減の対象外となります。既存の教科の授業編成で学校に裁量権が与えられるのは初めてです。
新制度は28日開かれた中央教育委員会の部会で大筋で了承されました。文科省では8月から特例校の募集を始め来年4月から実施する予定です。(28日19:45)
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