茨城県立高入試などの採点ミス問題で、県議会文教警察委員会は11日、再発防止に向けた提言書を小泉元伸教育長に提出した。2系統で採点し結果を照合する新たな採点システムに関し「学校の意見を踏まえた上でしっかりシミュレーションし、コストやリスクの検証を行う」との要望など、多角的な対応を求めた。
ほかに、人手と読み取り機器をミックスした運用など新たな手法の検討▽解答用紙の長期保存やクラウドを活用するなど新たな保存方法の検討▽採点業務にかかわる期間や人員を十分に確保し教員の働き方改革を進める▽学校の課題などを県教委全体で共有し改善意見を反映できる仕組みにする-などを盛り込んだ。
同委は3月のミス発覚後、委員会開催、学校現場のオンライン視察などを通し、問題を巡る県教委の対応を注視してきた。
茨城新聞社
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