緊急事態宣言の発令を受け、自宅でのオンライン学習と対面授業を組み合わせていた大阪市立小中学校で1カ月ぶりに通常授業が再開された24日、各校ではクラスメートが教室で一緒に授業を受ける、普段の学校風景が戻った。
同市西淀川区の市立柏里小学校(児童数284人)では児童が登校した後、津曲純校長が各教室の児童にスピーカーを通して、「感染者数は少し減ったが、感染予防対策をして自分の目標や夢に向かって活動できるようにしてほしい」と呼びかけた。
6年1組の教室では、1時限目に国語の授業を行った。児童たちは先生から与えられたテーマについてそれぞれ意見をまとめ、手元のパソコンに入力してやりとりした。人羅実夕さん(11)は「(再開前にできなかった)理科の実験をしたり、音楽でリコーダーを演奏したりするのが楽しみ」と話した。
市教委は、宣言発令中は部活動を原則休止し、修学旅行などの校外活動は7月21日以降に延期するよう各校に通知している。昨年度は制限されたプールの授業は、感染対策をした上で全学年で原則実施する予定。【野田樹】
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