難関の国家資格、中学生が一発合格! 甲種危険物取扱者 千葉市の小早志美徳さん「夢は化学者」(千葉日報オンライン) – Yahoo!ニュース

難関の国家資格、中学生が一発合格!-甲種危険物取扱者-千葉市の小早志美徳さん「夢は化学者」(千葉日報オンライン)-–-yahoo!ニュース 花のつくりとはたらき

千葉日報オンライン

 千葉市中央区在住の渋谷教育学園幕張中学校3年、小早志美徳(こはやし・みのり)さん(14)が、法令に定められた全危険物の取り扱いができる国家資格「甲種危険物取扱者」の試験に一発合格した。化学・物理・法律などの知識が幅広く問われ、高校生でも合格率は約20%。その難関を中学生で突破する快挙を成し遂げた。

 理科の教員免許を持つ父親の影響で、多くの生き物や植物を育ててきた。疑問があれば小さい頃から毎日のように実験。自宅の部屋には、試験管や薬品など実験道具が数多くある。日々科学に触れる中、特に「化学」を好きになった。独学で勉強を進め、現在は大学受験の参考書を使用するほどのめり込んでいる。

 同試験へのチャレンジを決めたのは「ただ勉強するだけでなく、難しい試験で自分の知識を試したい」という考えからだ。中学1年の夏から難易度が低い順に丙種と乙種を受験。全て一度で合格し、今年3月に最上位の甲種試験に挑んだ。

 知識のある化学や物理は難しくなかったが、危険物に関する法律の勉強は苦労した。陸上部やクイズ研究同好会に所属して忙しいため、通学の電車内や昼休みなど空き時間を使い、メリハリをつけて勉強。テキストを何度も読み込み、語呂合わせを使うなど暗記法を工夫した。合格を勝ち取り「受ける前から自信はあったが、合格が分かったときはとてもうれしかった」と笑顔で話した。

 これからも化学に関連する試験にチャレンジするつもりで「毒物劇物取扱者試験」は既に勉強を始めている。将来の夢は化学者。「化学者になるため、大学は理学部に行きたい。さらに化学分野を深く知り、有機化学と無機化学どちらの研究をしたいか決めたい」と目標を掲げ、意気込んだ。

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