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 愛知県教育委員会は2021年5月13日、2023年度(令和5年度)以降の新しい入学者選抜制度についてリーフレットを公開した。一般選抜の学力検査の回数が2回から1回となり、推薦選抜をこれまでより早い時期に実施する等、変更のポイントや内容をわかりやすく紹介している。

リーフレット

 愛知県の公立高校は、2023年(令和5年)4月に入学する生徒が受験する入試から、制度が新しくなる。現在の制度から大きく変わる部分もあるため、愛知県教育委員会と名古屋市教育委員会は、リーフレットを作成。変更内容を確認し、これからの進路を考えるうえで役立ててほしいとしている。

 一般選抜では、2校に出願できることは今までどおりだが、学力検査は2回から1回に変更となる。これまでAグループの高校、Bグループの高校それぞれが実施していた学力検査は1回のみとなり、2校に出願した場合は、1回の学力検査の結果を第1志望校と第2志望校の両方で用いて合否判定を行う。

 推薦入試や外国人生徒等選抜は、これまでは一般選抜と同じ日に実施していたが、一般選抜よりも早い時期に変更。合格発表は、一般選抜の出願時期よりも前に行う。合否結果を見てから一般選抜に出願することができるようになる。なお、推薦選抜では学力検査は実施しない。推薦選抜の具体的な実施時期は、今後検討して決定する。

 また、高校や学科の特色を生かした新しい選抜として「特色選抜」を実施する。特色選抜は、推薦選抜とは異なり、中学校の推薦書は必要としない。具体的な実施校・学科や実施時期などは、今後検討して決定する。

 この他、一般選抜で面接を実施するかどうかは、学校ごとに決定することになる。そのため、高校によっては一般選抜の面接を行わないことがある。高校ごとの面接の有無は、事前に公表する。面接の結果を他の高校の合否判定に用いることはない。

 学力検査の出題教科に変更はなく、これまでどおり国語・社会・数学・理科・英語(聞き取り検査を含む)とする。普通科高校における尾張・三河の2学区、群・グループ分けについては「今回は変更せず、これまでどおり」としている。

 リーフレットは、愛知県のWebサイトからPDF形式で公開している。2023年度以降の新しい入学者選抜制度の詳細は、決定次第公表される。

リセマム 奥山直美

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