大学倶楽部・桜美林大:探究×入試オンライン勉強会を開催 – 毎日新聞

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探究×入試オンライン勉強会

 桜美林大学(東京都町田市、畑山浩昭学長)は、5月25日、高校の先生方を対象とした、<探究×入試>についての勉強会をオンライン開催する。

 同大は、2022年度入学者選抜より新しい入試方式「探究入試Spiral(スパイラル)」を開始。同勉強会では、全国に先駆けて探究の観点を入試に取り入れた大学教職員をゲストに迎え、事例をもとに実践的に学ぶ。大学が高等学校段階における探究について期待することは何か、入試と教育それぞれの側面から情報提供する。

 2022年度から実施される高等学校の新しい学習指導要領で中心的なキーワードとなる「探究」。「探究」と名のつく科目が多数新設され、学習内容やその指導方法に注目が集まっている。しかし高校現場には「探究は入試につながるのか」「本当に意味があるのか」という不安感がある。

 一方で大学側には、大学進学後の成長や社会での活躍という観点から、高等学校段階において探究に取り組むことの重要性は高いと考える流れがある。こうしたギャップを埋め、探究という学び方を有意義な形で定着させていくためには、高校・大学が目線を合わせ、教育のビジョンをすり合わせる場が必要だろう。

 同大では、2022年度入学予定者の入試選考に先立ち、2021年5月から教育機関関係者向けの研究会、同7月から受験生向けの対策セミナーをオンラインで実施する。これにより、受験生、学習者の探究活動を高等学校・大学からの移行期にも切れ目なくつなげていくサポートが可能となる。同大は、このようなセミナーを実施することで、学習者、教育機関関係者の支援を通して、高等学校における探究学習の価値を発信し、啓蒙(けいもう)活動にも取り組んでいくという。

【概要】

開催日時: 5月25日(火)16~17時

開催場所:Zoom

参加対象:高校の先生方など教育関係者

参加費:無料

定員:先着50人

申し込み締め切り:5月20日(木)

【内容】

16:00 オープニング

16:10 【APU】「グローバル×探究」で世界を変える人材育成を

(20分)

16:30 桜美林大学の事例解説(10分)

16:40 参加者からの質疑応答

16:55 まとめ

17:00 終了

【登壇者】

伊藤 健志氏:立命館アジア太平洋大学(APU) 東京オフィス所長

開学2年目(2002年)のAPUに入職。交換留学、学生募集、学長室などの勤務を経て、現在東京オフィスの所長。常時90カ国以上の留学生と過ごす日常で、日本が「世界のガイジン化」しつつあることを痛感。探究型入試の導入は、世界と日本を、高校と大学をつなぐツールと位置付けている。

高原 幸治氏:桜美林大学 入学部 部長/学長補佐

1972年、大阪生まれ。桜美林大学大学院・大学アドミニストレーション研究科修了。大学卒業後、中学生や高校生を主な対象とした国際交流プログラム、海外留学を企画運営する会社に就職。2002年より学校法人桜美林学園に移り、国際交流、改組準備室、就職支援、学生支援などの部署を経て現職。

【参考】

桜美林大学探究入試 Spiral

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