【大学受験】国公立大学進学のカギは早期スタート、東進生の進学先を調査 – リセマム

【大学受験】国公立大学進学のカギは早期スタート、東進生の進学先を調査-–-リセマム 教育関連ニュース
 「東進ハイスクール」「東進衛星予備校」を運営するナガセは、2021年大学入試における東進生の進学先を調査した。受験勉強のスタート時期(東進入学時期)が早い生徒ほど、国公立大学に進学した生徒が多いことがわかったという。

 2021年入試における東進生の進学先大学を受験勉強スタート時期(東進入学時期)別にみると、「高校入学前」にスタートした生徒の進学先は「国公立理系」35.1%、「国公立文系」15.1%と、あわせて50.2%が国公立大学に進学していた。「高校1年生」でスタートした生徒の国公立大学に進学した割合は39.3%、「高校2年生」34.1%、「高校3年生」33.8%と、スタート時期が遅くなるにつれて国公立大学に進学した生徒の割合は減少していた。一方で、私立文系はスタート時期が遅くなるにつれて割合が増えていき、「高校3年生」スタートでは43.9%を占めている。

 ナガセによると、国公立大学では一般的に大学入学共通テストで5教科7科目が求められ、必要な科目数が多く対策に時間を要する。さらに、理系は数学IIIまで必要なため、当初から理系を視野に入れて学習していなければ志望することも難しい。その結果、受験勉強スタート時期が遅いほど、科目数が少なく、数学が不要な私立文系を選ばざるを得ない状況があると分析している。

 行ける大学に行くのではなく、さまざまな条件を踏まえて、興味のあることを学べる大学を国公立大学を含めて選びたいのであれば、対策に十分な時間をかけられるよう早期にスタートすることが重要だという。

 東進生全体の進学先大学は、「国公立理系」25.2%、「国公立文系」13.2%と、あわせて38.4%が国公立大学に進学している。文部科学省の調査によると、前年度(2020年度)4年制大学進学者のうち、国公立大学進学者は20.9%。それと比べると、東進生の国公立大学進学の割合は全国平均の約1.8倍となる。東進生の進路は私立が多数派ではあるものの、全国平均と比べると国公立大学進学者の割合が高い傾向にある。

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