「まん延防止措置」要請 札幌市内の学校の影響は?|NHK 北海道のニュース – nhk.or.jp

「まん延防止措置」要請-札幌市内の学校の影響は?|nhk-北海道のニュース-–-nhkor.jp 花のつくりとはたらき

感染拡大に歯止めがかからない札幌市。道は5日、政府に対し、札幌市を対象地域として、まん延防止等重点措置を適用するよう要請しました。


さまざまな影響が気になりますが、その1つが学校です。具体的にはどんな影響があるのか、「授業」「部活動」「修学旅行」についてまとめました。

【授業は】


札幌市教育委員会によりますと、「まん延防止等重点措置」が適用されても、通常の授業は予定通りに行われるということです。


ただ、市教育委員会では、理科の実験や家庭科の調理実習など、児童や生徒が距離を保つことができない形式の授業は、実施を控えるよう求めています

【部活動は】


札幌市内の学校での部活動は、まん延防止等重点措置が適用されるかどうかに関わらず、すでに原則、休止になっています。


新型コロナウイルスの感染拡大に伴って「特別対策」が始まった先月24日から今月11日の間、札幌市教育委員会などは、札幌市内のすべての学校を対象に部活動の原則休止を要請しました。


また、札幌市からの通学者が多いことから、札幌市を除く石狩地方の高校と特別支援学校も対象になっています。


同時に市教育委員会などは、「十分な感染症対策が講じられている大会などへの参加に向けた練習」は、学校が「必要だ」と判断した場合に限って認めています。


実際、札幌市内のいくつかの高校に確認したところ、今月17日から2週間程度にわたって高校総体の予選となる高体連の札幌支部大会が行われることから、運動部では練習を続けているところもありました。

【修学旅行など】


道が政府に対し、札幌市を対象地域として、まん延防止等重点措置を適用するよう要請したことを受けて、札幌市教育委員会は札幌市立の各学校に対し、修学旅行など集団での宿泊を伴う行事について、当面延期するよう通知しました。


もっとも影響が予想されるのは、中学校です。


市教育委員会によりますと、市内の中学校97校のうち、今月中に▼修学旅行を予定していた学校は57校、▼宿泊研修を予定していた学校も55校に上るということです。


対象の学校は、まん延防止等重点措置が適用される期間が決まりしだい、いつまで延期するか、調整に入る見通しです。


私立の中学校については、各学校の判断に委ねられるということです。


一方、札幌市立の小学校の修学旅行は、6月から7月にかけて予定しているところが多いため、各学校は、その直前の感染状況を踏まえて判断するとみられます。


札幌市教育委員会は「子どもたちが楽しみにしていて、しかもすでに準備が進んでいる中での延期の判断なので残念だ。ただ、あくまで延期という判断で、実施が前提なので安全安心をしっかり確保できるようになるまで、ここはぐっとこらえてほしい」と話しています。


その上で、延期する中学校に対して、子どもたちの心情に配慮した指導に努めるよう求めています。

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