「みずぎでかくれるところはだいじ」…性被害防止、幼児から大学まで教材作成 – 産経ニュース

「みずぎでかくれるところはだいじ」…性被害防止、幼児から大学まで教材作成-–-産経ニュース 基本問題


内閣府や厚労省、環境所などが入るビル=東京都千代田区(桐原正道撮影)

内閣府や厚労省、環境所などが入るビル=東京都千代田区(桐原正道撮影)

 深刻化する子供の性被害を減らすため、内閣府と文部科学省は16日、保健体育や道徳などの授業で今年度から段階的にスタートする「生命(いのち)の安全教育」で使う教材を公表した。今後、モデル授業の実践例などの調査研究も行い、学校現場での指導の活性化を目指す。

 教材は幼児、小学校低・中学年、小学校高学年、中学校、高校、大学などの計6種類。被害者だけでなく加害者や傍観者にならないため異性との適切な距離の取り方なども盛り込んだ。

 幼児向けでは、プールに入るときに「みずぎでかくれるところは じぶんだけのだいじなところ」と説明。小学校高学年向けでは、会員制交流サイト(SNS)を利用する際に「やりとりしている相手は 本当に信らいしていい人なのかな?」と問いかけ、軽い気持ちで会ったところ、車に連れ込まれそうになる危険性を図示した。

 教材は弁護士や大学教授、現職教員らでつくる有識者検討会が、学校やNPOの先進的な取り組み事例を基に作成。これとは別に、指導の方法や留意点をまとめた教員向けの手引きも作成し、都道府県教育委員会などを通じて周知。被害経験のある児童や生徒がいることを想定し、養護教諭との連携など事前の準備も求めている。

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