不合格者に答案写し交付を 茨城の採点ミスで委員会報告 – 日本経済新聞

教育関連ニュース

詳しくはこちら

茨城県立高校などの2020-21年度入試問題で計1000件近い採点ミスが発覚した問題を受け、第三者による調査改善委員会の報告書がまとまった。採点システムを見直すほか、合格発表後、不合格者に回答用紙の写しを交付する。マークシートを併用する出題形式の導入は見送った。

第三者委員会の吉田委員長㊨が小泉教育長に報告書を手渡した

第三者委の吉田勉委員長(常磐大学教授)が小泉元伸教育長に手渡した。採点は二系統のペアで行い、翌日に検証日、判定会議前に点検日を設ける。「高い緊張感を持っていただくため」(吉田委員長)、採点結果提供も盛り込んだ。関係者の処分については「二度と繰り返さないこと、県民が納得できることを要請した」(同)。

小泉教育長は「改善策を早急に作って関係者に丁寧に説明し、失った信頼の回復に努めたい」と述べた。同県では県立高入試の21年度で496件、20年度で457件の採点ミスが発覚し、合否に影響するミスが計4件含まれていた。4月に第三者委が立ち上がり、4回の会合で議論してきた。

詳しくはこちら

Powered by the Echo RSS Plugin by CodeRevolution.