埼玉県YouTube公式アカウント「サイタマどうが」で配信する「埼玉県公立学校教員採用案内」動画のテキスト版を掲載しています。
オープニング
これから、埼玉県公立学校教員募集案内をさせていただきます。(チャイム音)
本日御説明させていただく内容は、主に5点です。
まず、埼玉県の魅力。次に、充実したサポート体制。続いて、求める教師像。
そして、採用選考試験の概要。最後に、出願手続き及び提出書類について御説明させていただきます。
1 埼玉県の魅力
皆さんは、埼玉県についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?
まずは、埼玉県で働きたくなる魅力を大きく2点に分けて御紹介させていただきます。
1点目は、4万人を超える仲間
2点目は、都市と自然の共存 ~暮らしやすい埼玉県~ です。
埼玉県の人口は約734万人で全国第5位です。
人口が多い県ですので、学校数・児童生徒数ともに全国有数の規模となっています。
そして、4万人を超える本務教員がいる、つまり、教育に携わる仲間がたくさんいる県ということです。
地理的には、首都圏の中央に位置し、昔から交通の要衝として発展してきました。
鉄道は、JRや東武鉄道、西武鉄道など8路線が通り、大宮駅から東京駅までは在来線で最短33分です。
さらに、近年では、北陸新幹線や北海道新幹線が開業し、圏央道も県内全線が開通したことにより、埼玉県の交通網はさらに充実しています。
続いて、都市と自然の共存 ~暮らしやすい埼玉県~についてご紹介します。
埼玉県には、人口の密集するさいたま市や川口市などの大都市もあれば、秩父市などの緑多い、自然豊かな地域もあります。
また、気候は1年を通して穏やかです。産業は農業や工業、サービス業までバラエティに富んでいます。
画面に御注目ください。
左下の写真は、東京都から見た川口駅周辺の航空画像です。
その他、川越市の蔵造りの街並みや秩父市の芝桜と武甲山など、魅力的な地域資源が数多くあります。
右下の写真は、深谷市の駅舎です。
こちらはかつて深谷市にレンガ工場があり、東京駅にもそのレンガが使われていたことにちなんで、東京駅に似たデザインとなっております。
さらにこのレンガ工場の会社の設立者は地元出身の渋沢栄一翁であり、今年は、大河ドラマ「青天を衝け」でその生涯がドラマ化されています。
こうした豊かな地域資源を活用して、地域の魅力を子供たちに伝えたり、地域の方々とともに新たな魅力を作り出していったりと、各学校でも様々な取組につなげることができます。
2 充実したサポート体制
続いて、充実したサポート体制について、御紹介させていだきます。
埼玉県教育委員会では、皆さんが、教員としてのやりがいを実感し、誇りを持って働けるよう、様々なサポートを行っています。
具体的なサポートを「働き方改革の取組」と「研修制度」の2点から御紹介します。
1点目は、働き方改革の取組です。埼玉県教育委員会では、令和元年9月に「学校における働き方改革基本方針」を策定しました。
これは、学校における働き方改革を推進し、学校教育の質を維持し、さらにその向上を図るために、県教育委員会が取り組むべき道筋を示したものです。
埼玉県でも、平成28年度に実施した勤務状況調査において、教職員の在校時間が長く、更にそういった状況が常態化していることが明らかになりました。
このままでは、教職員の心身の健康を損なう恐れがあるだけではなく、教職員が自己研鑚の時間を失い、授業改善が進まず、教育の質の低下も招きかねません。
そこで、国のガイドラインで規定された、教員の在校等時間の超過勤務の上限である「原則として月45時間以内、年360時間以内」を実現することを目標に、様々な取組を進めています。
具体的には、4つの視点に基づいた様々な取組を行っています。
まず、教職員の健康を意識した働き方の推進です。
いくら制度が整っていても、実際に働く人々が活用しなければ意味がありません。
埼玉県では、「この期間には2日間休みを取りましょう」というように、休暇制度等の利用を進めるための周知をしたり、
管理職を対象にした研修を実施しています。
このように、校長を始めとする管理職の意識の改革も図ることで、教職員が休暇を取りやすい職場環境を整えています。
2点目は、教員の負担軽減のための条件整備です。
小中学校においてスクール・サポート・スタッフの配置を進め、令和2年度には32市町に310人を配置しました。
これにより、教員が児童生徒への指導や教材研究等に力を注ぐことができ、子供に向き合う時間を確保できる体制づくりにつなげています。
その他にも部活動指導員やスクールソーシャルワーカー等の外部人材を活用しながら、教員の負担軽減を図っています。
3点目は、教職員の専門性を踏まえた総業務量の削減です。
令和2年度には、初任者研修について効率的且つ効果的な運用を図ることで、研修時間を縮減しました。
最後に4点目は、保護者や地域の理解と連携の促進です。
「ノー会議デー」や「ふれあいデー」などを設定し、保護者や地域に対しても丁寧に設定の趣旨を説明することで、ワークライフバランスの推進に努めています。
では、具体的に学校現場では、どのような取組を行い、どのように負担軽減が図られているのかを見ていきたいと思います。
ただ今御覧いただいている画面は、実際に埼玉県内の各小中学校で行われている取組事例の一部です。
集中して仕事をする時間を設ける「すいすいタイム」を設定していたり、図工の作品へのコメント入れを廃止したりしています。
また、教職員への連絡は、大型TVで全体の予定等を「視える化」し、全職員が学校全体のことについて、一目で把握できるようにするという取組もあります。
さらに、先に説明した「ふれあいデー」をより効果的に行うため、設定した日については、「部活動の中止」などの方策を実施している学校もあります。
御紹介したこれらの取組はあくまで一部のものです。この他にも学校によって様々な取組が行われています。
このような取組の結果、とある県南部の小学校では、一人あたりの平均時間外在校時間が、一月あたり約8時間減りました。
また、先ほど説明したような取組を行うことで教職員の意識が高まり、業務の精選・効率化につながっています。
他方、県立学校では、「働き方改革を意識した部活動指導例」や「働き方改革を意識した教科指導例」等の動画を全県へ配信しており、各学校で働き方改革の好事例を学ぶことができます。
これまで埼玉県教育委員会の「働き方改革の取組」を紹介させていただきました。
現在、教員という職業に就くことに不安を感じている方もいらっしゃると思いますが、埼玉県ではメリハリをつけた勤務を行えるよう、取組を進めていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
どんな職業でも大変なことや辛いこと、時には勤務時間が長くなってしまうことはあります。
しかし、埼玉県では個人で、グループで、職場全体で勤務時間を減らすことを目指して、意識改革を進めている真っ最中です。
少しずつですが、職場環境は確実に改善されています。
次に、研修制度について紹介します。
埼玉県では、「学び続ける教員」を支える研修制度が充実しています。
研修は大きく分けて3種類あります。1つ目は年次研修です。
年次研修は、すべての教員がライフステージにあわせ、専門職としての必要な知識・技能を習得するための研修です。
1年目は法律で定められている初任者研修を受講することとなります。
初任者研修は、学校以外の場所で行われる機関研修と、各学校で行う研修があります。
研修の時間数を減らし、負担軽減を図っておりますが、効率的且つ効果的な運用を図ることで、研修の質は低下しないように工夫しています。
2つ目は専門研修です。
採用2年目以降の教員を対象に、分野別の講座を年間40種類以上開講しています。
各教科等の指導力の向上や生徒指導、教育相談など伸ばしたい力、身に付けたい分野を自ら選んで参加できる研修です。
3つ目は特定研修です。
主に「教務主任」や「特別支援教育コーディネーター」などの特定の職務の担当者が、専門的知識や技能の向上を図る研修です。
このほか、大学等に現職のまま教員を派遣する長期研修の制度もあります。
また、「採用案内」の4~6ページには、埼玉県の新規採用教員の体験談も掲載しています。
周りの温かいサポートを受けながら日々奮闘している様子がお分かりいただけると思いますので、こちらも是非参考にしてください。
3 埼玉県教育委員会が求める教師像
続いて、埼玉県ではどのような人材を求めているか、についてお話しさせていただきます。
1点目は、「健康で、明るく、人間性豊かな教師」です。
子供達は、1日の大半を学校で過ごします。そこで、最も身近な大人の存在の1人として、教師から様々なものを学びます。
授業で勉強を教えるだけでなく、様々な体験を通して子供たちを育てていくためにも、
児童生徒との間に温かい人間関係を築くことができる人間性豊かな、心も体も健康な方を求めています。
2点目は、「教育に対する情熱と使命感をもつ教師」です。
「保護者からお預かりした大切な子供たちをしっかりと育てるという責任」、「教師の言動によって子供たちの将来が大きく左右する影響力を持つという責任」、さらには、「教育公務員として将来を担う子供たちを育てるという社会的な責任」、そういった様々な責任に対し、情熱と使命感を持って指導ができる方を求めております。
3点目は、「幅広い教養と専門的な知識・技能を備えた教師」です。
教師という職業は、教えるプロです。専門的な知識・技能をもとに、必要なことをどのように児童生徒に伝えるか、身に付けさせるかということが重要になります。
一人一人の実態に応じて、わかりやすい授業ができる方、また、そのために常に工夫、努力をしていける方を求めています。
この他にも、児童生徒を指導・育成する立場として、他の職業と比べて高い倫理観が求められます。
残念なことに、教員の不祥事がなくならない現状があります。
教員として一生懸命子供たちと向き合うのはもちろんですが、人として、してはならないことはしない、という当たり前のことを大事にしてください。
皆さんには、教員に求められる倫理観についても、よく考えていただきたいと思います。
4 採用選考試験の概要
次に、今年の夏に実施する教員採用選考試験の概要について説明します。
昨年度からの変更点については、説明の中で、その都度触れていきますので、よく聞いて確認してください。
まず、採用見込み数です。
小学校等教員750名、中学校等教員500名、高等学校等教員330名、特別支援学校教員190名、養護教員35名、栄養教員 12名、障害者特別選考 若干名となっております。
小学校、中学校、高等学校の志願区分には「等」との表記がされております。
これは、合格者のうち、一部の方については、特別支援学校への配置を行うということを指しています。
特別支援学校への配置希望については、志願書に記入欄がありますので、「第一希望」、「どちらでも良い」、「希望しない」のいずれかに○を付けてください。
いずれに○を付けても、選考上有利、不利になることはありませんので、率直な御希望を記入してください。
養護教員については小学校・中学校・義務教育学校・高等学校・特別支援学校のいずれかに配置します。
栄養教員については小学校、中学校又は義務教育学校のいずれかに配置します。
次に、受験資格です。
年齢については、全志願区分ともに、昭和37年4月2日以降に生まれた方が受験可能です。
免許に関する資格は、原則として志願区分・教科の教員普通免許状を所有している方、又は、令和4年3月31日までに取得見込みの方となります。
免許取得見込みで試験に合格した方は、来年の3月31日までに免許が取得出来ないと、試験に合格しても採用することができません。
現在免許取得見込みで、年度末に個人申請で免許を取得予定の方は、特に御自身の取得予定の単位数が該当免許の取得に必要な単位数となっているか、今一度御確認ください。
昨年度、最終的に免許が取得できなかったために、辞退された方が多数います。くれぐれも御注意ください。
その他、受験資格に係る注意事項を7点申し上げます。
1点目は、中学校、高校の「保健体育」を志願する場合は、各志願区分の「保健体育」の免許が必要になります。
「保健」の免許だけでは受験できません。
2点目は、中学校の「理科」又は「英語」の合格者のうち、それぞれ若干名を専科教員として小学校に配置しますが、
これらの者は、その後の人事異動で中学校へ異動する場合があります。
3点目は、高校の「美術工芸」を志願する場合は、「美術」又は「工芸」の免許が必要になります。
4点目は、高校の「情報」を志願する場合は、「情報」の免許に加え、情報以外の高校のいずれかの教科の免許が必要になります。
5点目は、高校の「電気」、「機械」、「建築」、「情報技術」又は「土木」を志願する場合は、「工業」の免許が必要になります。
6点目は、高校の「デザイン」を志願する場合は、「美術」、「工芸」又は「工業」の免許が必要になります。
7点目は、特別支援学校の「特別支援教育」を志願する場合は、特別支援学校の免許に加え、小・中・高校のいずれかの免許が必要となります。
いずれの免許状につきましても、令和4年3月31日までに取得見込みの方も受験可能です。
まず、小中学校、養護、栄養教員について説明します。
第1次試験日は7月11日(日曜日)です。
会場は、埼玉県内の大学、高校、中学校、小学校のいずれかです。
一般選考では、専門分野と一般教養・教職科目の2種類の筆答試験を行います。特別選考では、専門分野の筆答試験と集団面接を行います。
第2次試験は、第1次試験合格者及び第1次試験免除者に対し実施します。全ての選考区分で共通の試験内容となっております。
8月21日(土曜日)は個人面接・論文試験・適性検査を行います。個人面接は、場面指導を含んだ質疑応答になります。
会場は、埼玉県内の大学、高校、中学校、小学校です。
8月22日(日曜日)は実技試験を行います。対象教科は、中学校の理科、音楽、美術、保健体育、技術、家庭、英語になります。
会場は、埼玉県立総合教育センター又は埼玉県立深谷商業高等学校となります。
9月11日(土曜日)、12日(日曜日)のいずれか1日では、集団討論を行います。集団討論では、数人のグループで、当日示されるテーマについての討論を行います。
会場は、埼玉県立総合教育センターとなります。
いずれの試験についても、詳しい試験内容や携行品等は、要項の10ページから13ページに記載しておりますので御確認ください。
続いて、高等学校・特別支援学校です。
第1次試験は、小中学校等と同様の7月11日(日曜日)に実施します。
会場は、埼玉県立伊奈学園総合高等学校、伊奈学園中学校又は戸田翔陽高等学校となります。
第1次試験は、小中学校等と同様に一般選考と特別選考に分かれています。
一般選考では、専門教科(科目)と一般教養・教職科目の2種類の筆答試験を行います。特別選考では、専門教科(科目)の筆答試験と集団面接を行います。
なお、社会人特別選考の方は、専門教科(科目)の筆答試験のみで行います。
第2次試験は、第1次試験合格者及び第1次試験免除者に対し実施します。全ての選考区分で共通の試験内容となっております。
8月7日(土曜日)は、個人面接と集団討論の2種類の面接試験・論文試験・適性検査を行います。
会場は、埼玉大学又は埼玉県立伊奈学園総合高等学校、伊奈学園中学校となります。
8月17日(火曜日)から23日(月曜日)の土日を除くいずれか1日では、集団面接を行います。
会場は、埼玉県立特別支援学校さいたま桜高等学園となります。
8月22日(日曜日)は実技試験を行います。対象教科は、高校の保健体育、音楽、美術工芸、書道、英語になります。
会場は、埼玉県立戸田翔陽高等学校となります。
いずれの試験についても、受験前には、要項の10ページから17ページに記載されている試験内容や携行品をよく御確認ください。
埼玉県教育委員会では、人物重視の選考を行っています。
したがって、全ての志願区分に共通して言えることは、皆さん自身がどのような教員になりたいのか、
どうしたらそのような教員になれるのかということを、日頃から自分自身でしっかりと考えることです。
そして、その考えを自分自身の言葉で自信を持って発言し、実行できるようになることが、
この「人物重視の採用試験」に合格するために必要な力であり、今後埼玉県の教員として求められる資質であるということです。
また、教員採用選考試験を実施するにあたり、各試験種目の評価の観点や着眼点などの選考方針をホームページで公開します。
5月中旬頃に教職員採用課のホームページに掲載する予定ですので、そちらも確認してください。
次に、選考区分について説明します。
選考区分は大きく分けて、「一般選考」と「特別選考」に分かれます。
「一般選考」とは、「特別選考」に該当しない方が対象です。
なお、「特別選考」は大きく分けると(1)~(5)までの5つになります。
(1)障害者特別選考
1つ目は、障害者特別選考です。
全志願区分を対象に実施し、採用見込数は全志願区分合計で若干名となります。
身体障害者手帳又は精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方が受験可能です。
第1次試験は免除となり、第2次試験においても、点字や拡大文字、手話通訳等、障害の程度に応じた配慮を行います。
障害者特別選考については、昨年度は43名の志願があり、11名が合格されました。
埼玉県公立学校教員採用案内に、障害者特別選考で合格された方の声も掲載されておりますので、ぜひ御覧ください。
なお、障害者手帳等の原本の呈示が別途必要となりますので、後ほど説明します。
(2)教職経験者特別選考
2つ目は、教職経験者特別選考です。
教職経験者特別選考には、3つの種別があります。
1つ目は、経験者特別選考です。
教職経験者特別選考は、受験資格は、埼玉県内の公立学校における志願区分に該当する本採用教員としての教職歴が令和3年3月31日現在2年以上の方及び国立大学法人が設置する学校又は埼玉県外の公立学校における志願区分に該当する本採用教員としての教職歴を令和3年3月31日現在2年以上有し、令和3年4月1日現在引き続き本採用教員として任用されている方です。
この特別選考に該当する場合は、第1次試験を免除します。
2つ目は臨時的任用教員経験者特別選考A選考です。
まず、臨時的任用教員について説明します。
臨時的任用教員とは、病休や産休等で勤務することができない教員の代替として、期間を限定して勤務いただくもので、常勤ではありますが、任期が定められています。
この臨時的任用教員経験者特別選考A選考の選考区分には、2通りの要件があります。
まず、臨時的任用教員経験者特別選考A選考アの受験資格は、さいたま市立の小中学校等を除く埼玉県内の公立学校及び埼玉県内の国立大学法人が設置する学校における常勤の臨時的任用教員、任期付教員、任期付短時間勤務教員としての経験を直近3年間で7か月以上有する方です。
続いて、臨時的任用教員経験者特別選考A選考イの受験資格は、令和3年5月1日現在、埼玉県内の公立学校における常勤の臨時的任用教員、任期付教員、任期付短時間勤務教員である方です。なお、イについては、埼玉県教育委員会が発令したものに限ります。
アとイの両方の受験資格を満たす方は、どちらで出願しても受験上の違いはありませんので、御自身でどちらか一方を選んで出願してください。
いずれも、経験校種や教科と異なる校種・教科を志願することができます。
臨時的任用教員A選考の第1次試験は、専門教科(科目)の筆答試験と面接試験を行います。
3つ目は臨時的任用教員経験者特別選考B選考です。
対象者は、臨時的任用教員経験者特別選考A選考アの受験資格を満たし、昨年度又は一昨年度に実施した教員採用選考試験の第1次試験に合格した方です。
このB選考は、過去に第1次試験に合格した志願区分・教科(科目)と同一の志願区分・教科(科目)に限ります。
臨時的任用教員B選考では、第1次試験を免除します。
(3)社会人特別選考
続いては、社会人特別選考です。
社会人特別選考の対象教科は、高校の看護及び特別支援学校の自立活動となります。
看護師の資格を有し、病院などで、看護師としての一定期間以上の実務経験などがあれば、志願区分・教科(科目)の普通免許状を所有又は取得見込でない方でも受験可能です。
社会人特別選考では第1次試験は、専門教科(科目)の筆答試験のみとなります。
(4)大学推薦特別選考
次に、大学推薦特別選考です。
こちらは、小学校、中学校の技術、高校の数学・理科、特別支援学校教員で実施します。
また、教職大学院在学者については、全ての志願区分・教科(科目)で実施します。
大学推薦特別選考では、第1次試験を免除します。
続いて、「特定の資格・実績等による加点」について説明します。
「特定の資格・実績等による加点」は、一般選考又は臨時的任用教員経験者特別選考A選考を志願する方の中で、特定の資格・実績等を有する方に対して、申請により、第1次試験の合計点に「10点」又は「5点」を加点するというものです。
加点には、「国際貢献活動」、「英語に関する資格・実績等」、「調理師に関する資格」、「志願区分・教科(科目)以外の教員免許の所有」の4つの種別があります。
今年度の変更点はございません。なお、複数の資格・実績等に該当しても合算しません。
対象となる資格・実績等の詳細については、要項6ページでよく御確認ください。
5 出願手続き及び提出書類等
次に、出願手続について説明します。
出願方法は、インターネットと郵送の2つがあります。今年度から、持参による出願は廃止となりました。
対象者、出願期間は出願方法によって異なります。
まず、インターネットによる出願ですが、この方法で出願できるのは、一般選考を志願し、加点申請を行わない方です。
受付期間は、4月5日(月曜日)10時から4月23日(金曜日)17時までとなります。
例年、入力誤りや二重に登録してしまうなどの事例が多くありますので、試験要項をよく確認するとともに、必ずインターネット出願サイトの注意事項等に従ってください。
次に、郵送による出願ですが、全ての方が対象となります。
また、郵送による受付期間ですが、5月7日(金曜日)の消印まで有効です。
出願書類の郵送先は、こちらを御覧ください。
志願区分・教科(科目)等によって郵送先が異なるので、誤った場所へ送付しないよう注意してください。
また、必ず簡易書留で郵送してください。
続いて、提出書類の説明をします。
全志願区分に共通する提出書類は、
(1)埼玉県公立学校教員採用志願書
(2)電算用志願票
(3)受験者カード
(4)受験票 となります。
それぞれの様式は要項にあるもののほか、教職員採用課のホームページにも掲載しています。
記入にあたっては、志願書等の記入例もお配りしていますので、必ず参考にしてください。
次に、郵送で出願する予定の方に注意点を申し上げます。
受験票は、6月末までに受験番号を入れて返送しますので試験当日に持参してください。
写真は、志願書、受験者カードの両方に同じものを貼ってください。つまり、合計2枚の写真が必要となりますので不足のないように御準備ください。
なお、インターネットで出願する方は、一部書類の提出方法や受験票の受け取り方法が異なりますので、ホームページ上で確認してください。
次に、特別選考に係る提出書類について説明します。
志願書等に加えて、履歴書の写しなどの受験資格を確認する書類を提出する必要があります。
また、第1次試験が免除される特別選考の場合は、通知用封筒を提出することになります。
志願時に忘れないよう御注意ください。
続いて、加点申請に係る提出書類について説明します。
各種別とも共通する提出書類として、要項に添付されている加点申請書が必要となります。
また、資格等の証明書の原本を呈示していただく種別もありますので、後ほど説明します。
ここで、書類の記入に関する注意事項を申し上げます。
記入内容を訂正する場合は、二重線で訂正し、訂正後の内容が分かるように余白に書き直してください。
やむを得ない場合は、修正液を使用しても構いません。どちらの場合も、訂正印は必要ありません。
提出された書類の内容について、確認が必要な場合は、志願書提出先である教職員採用課又は教育事務所から電話します。
出願に係る大切な内容の確認となりますので、出願後、連絡が取れるようにしていただくことに加え、着信があった場合は、必ず折り返しの電話をするようお願いします。
連絡が取れない場合、出願が受理できないという事態にもなりかねませんので、御注意ください。
次に、必要書類の原本確認についてです。
障害者特別選考で出願する際に必要な身体障害者手帳又は精神障害者保健福祉手帳については、出願期限までに、写しを御提出ください。
ただし、その後持参期間である、5月28日(金曜日)~5月31日(月曜日)までに埼玉県立常盤高等学校別館へ、手帳の原本の呈示をお願いします。
また、英語に関する資格等や調理師に関する資格所有のため、加点申請を行う方についても、提出期限までに、資格を証明する書類の写しのみ御提出ください。
ただし、障害者特別選考の志願者と同様に、5月28日(金曜日)~5月31日(月曜日)までに埼玉県立常盤高等学校別館へ原本の呈示が必要となります。
例年とは違った対応となりますので、忘れないよう御注意ください。
次に、第1次試験及び第2次試験受験時に提出する書類について説明します。
まず、第1次試験受験時ですが、第1次試験受験者は、全員、角型2号の封筒に140円切手を貼った、結果通知用封筒を提出します。
さらにインターネット出願者は、封筒に加え、写真を貼り、自筆署名をした志願書及び受験者カードの提出が必要になりますので、忘れないよう注意してください。
続いて、第2次試験受験時ですが、小・中学校、養護、栄養教員受験者は210円切手を貼った角型2号の封筒2通、高校・特別支援学校受験者は、250円切手を貼った角型2号の封筒1通が必要となります。
なお、健康状態申告書については、第1次試験、第2次試験ともに各自教職員採用課のホームページからダウンロードし、提出してください。
志願時に提出する書類、受験時に提出する書類をそれぞれ確認していただき、準備に時間が掛かるものは余裕をもって御準備ください。
ここで、昨年度実施した採用選考試験の結果を御紹介します。
小・中・高校・特別支援・養護教員・栄養教員のそれぞれの受験者数、合格者数、倍率の一覧となっています。
教職員採用課のホームページにも同じものを掲載しております。また、中学校の教科別、高校の教科、科目別のものも掲載しておりますので、参考にしてください。
最後に、その他、試験に関する事項を説明します。
はじめに、「1 試験日程や会場等の変更」についてです。
採用選考試験に係る情報、試験日程や会場等が変更になる場合等、必要な情報を教職員採用課のホームページで掲載しますので、必ず御確認ください。
次に、「2 受験上の注意」です。
試験会場内では、試験中、休憩時間中にかかわらず、携帯電話などの外部との通信可能な機器の使用は禁止します。
休憩時間に、タブレットなどの通信可能な機器で、御自身が試験対策をまとめたものを御覧いただけませんので、御注意ください。
次に「3 試験結果の通知」です。
試験結果については、第1次試験、第2次試験ともに受験者全員に通知するとともにホームページに掲載します。
また、採用試験に関する御自身の得点などについても結果通知に併せて記載し、情報提供します。
次に、「4 登載・採用」についてです。
教員採用選考試験に合格しても、採用されない場合がありますので、特に御注意ください。
具体的には、4点あります。
1点目は、「志願区分・教科(科目)の免許状が取得できなかった」場合。
2点目は、「選考を受ける資格を欠いていることが明らかになった」場合。
3点目は、「教員としての適性を欠くことが明らかになった」場合。
4点目は、「提出書類の記載事項について重大な虚偽の記載が明らかになった」場合。
こうした場合には、たとえ試験に合格しても採用となりませんので御注意ください。
次に、「5 第2次試験合格者の採用候補者名簿への登載猶予について」御説明します。
埼玉県では、大学院進学を希望している方への登載猶予という制度を設けております。
これは、大学院への進学を希望している大学4年生及び既に大学院に在籍している修士課程1年生の合格者に対し、それぞれ猶予期間後に採用を行うというものです。
ただし、修士の学位が取得できなかった場合や合格した志願区分・教科(科目)の専修免許状が取得できなかった場合は、猶予期間後に採用できなくなりますので御注意ください。
次に、「6 過去の試験問題の閲覧について」説明します。
平成29年度試験(28年度実施)以降の試験問題は、埼玉県県政情報センターで閲覧及び有料でコピーすることができます。
必要に応じて御利用ください。
また、現在、受験資格や出願方法などに関するよくある質問や、筆答試験の出題に関する資料をホームページに掲載しております。
後程これらも御覧になって、参考にしていただきたいと思います。
教員採用に関しては、Twitterでの情報発信も行っております。
今後も、埼玉県公立学校教員採用選考試験のお知らせなどを随時発信していきます。
また、試験当日、大規模な交通途絶等が発生した際の対応などについても発信する予定ですので、是非フォローしてください。
最後になりますが、この動画を御覧になっている皆さんは、
「子供が好き」「教えることが好き」「将来の日本を背負って立つ子供たちを育てたい」などという思いを持ち、教員を目指されていることと思います。
教員という職業に対しては、今、様々な評価がされていますが、教員は、10年、20年と年齢を重ねながら、やりがいを持って働き続けることができる職業です。
そして、その長い時間をかけて、子供たちと共に成長し続けることができます。これは、他の職業に負けない大きな魅力であると思います。
また、埼玉県教育委員会ではこの度、「未来を担う子供達の教育に携わる職」の使命や誇りに関するキャッチフレーズを埼玉県教職員MOTTOとして定めました。
「未来を創る、こどもたち。未来を育てる、わたしたち。~未来への責任~」というものです。
このキャッチフレーズに表現されているように、これからの未来を創るのは、子供達であり、その子供達を見守り育てることが、教師の使命だと考えています。
このキャッチフレーズを意識して、埼玉県の未来を担う子供達を導く教師を目指してください。
皆さんの志願をお待ちしております。
御視聴ありがとうございました。
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