茨城県は22日、県立高校で3日に実施した入試のうち53校で計408件の採点ミスがあったと発表した。牛久栄進高校(牛久市)の入試で保護者の指摘を受けて2件のミスが発覚したと17日に発表していた。3日に入試を実施した93校を調査した結果、新たなミスが判明した。
牛久栄進高の1人に続き、境高校(境町)と取手第一高校(取手市)で不合格となった各1人に謝罪し追加合格を伝えた。茨城の県立高校では過去最多の採点ミス。採点にあたったのは教員で、配点の誤り、計算漏れ、正誤の間違いなどがあったという。
大井川和彦知事は「あってはならない事態。受験者や保護者、県民の信頼を損ね、多大なご迷惑をおかけしました」と謝罪。県教育委員会の小泉元伸教育長は「早急に再発防止策を徹底し、関係者の処分を進めたい」と述べた。20年に実施した入試についても一斉点検を指示した。
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