<入試のツボ>計画的な学習意識を/高校生活に向けて – 河北新報オンライン

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 今回は、春から高校生となる皆さんに、学習面でのアドバイスを伝えたい。春休みの過ごし方で、良いスタートダッシュが切れるかどうかが決まるので、ぜひ意識してほしい。

 高校の学習は質、量ともに中学のおよそ3倍。国語は「現代文」と「古文・漢文」、理科は「物理」「化学」「生物」「地学」に分かれ、内容が専門的になり、授業スピードも速くなる。

 毎月テストをする高校もあるので、日々の予習・復習をしっかり行い、学習内容を確実に定着させることが求められる。何の準備もしないまま高校生活を始めると、新しい環境や生活リズムをつかむことで手いっぱいになりがちだ。

 そこで重要なのが、春休みのうちに高校生活を見据えた学習を始めることだ。高校の勉強は、中学の学習内容を前提としている。苦手科目や単元は基礎から見直しておくと、スムーズに高校の勉強に取り組める。高校の教科書を手に入れたら、内容を大まかにつかんでおこう。

 まずは、高校入学後の最初の定期テストで失敗しないよう、計画的な学習を意識しよう。高校の定期テストは出題範囲が広く、一夜漬けでは対応できない。これまでと同じやり方は通用しないので、自分に合った学習法を春休みのうちに見つけておこう。

 特に推薦で大学などの進学を狙う場合、評定平均を高く保つ必要がある。最初の定期テストから良い結果を出せるよう、学習計画を立ててみよう。

 高校受験は一つのゴールだが、同時に新たなスタートでもある。これからどのような高校生活を過ごすのかが重要だ。高校卒業後に希望の進路をつかむために、気持ちを切り替えて今からできることをしっかりと頑張ってほしい。

(家庭教師のトライ・阿部正純教育プランナー)

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