2021/2/26、練馬区議会・予算特別委員会「教育費」での、高口の質疑です。
【Q1】男女混合名簿が使われるように!
高口:「練馬区第五次男女共同参画計画」で、「区立学校において男女混合名簿の作成を前向きに検討」と記載されました。
現状は、全ての学校で作成済みですが、日常的な使用には差があって、特に中学校では、男女別名簿が必要な教科は保健体育のみなのにもかかわらず、あまり使われていないと伺いました。
男女別名簿は、ジェンダーだけでなく、LGBTの問題でもあります。
セクシュアリティは人間の尊厳に関わり、ありのままを認められなければ傷つきます。LGBTの生徒にとって、男女で分ける制度が苦痛であることは、誰でも容易に想像できます。
男女混合名簿の使用は、ありのままのあなたを認めるという練馬区のメッセージにもなります。
- 男女混合名簿が日常的に使用されるよう、区としてどう取り組むのか?
- 校長会等で、LGBTとジェンダーの問題を含めた男女混合名簿の重要性をご説明いただきたい
<教育振興部副参事>
- 令和元年度は、男女混合名簿の作成状況が小中学校を合わせて半数程度だった実態
- 現在は100%、取組は進んでいる認識
- 今後も、本計画を踏まえて積極的推進していきたい
- 校長会等を通じて、この取組を更に発展させていく、活用を深めていくことも考えている
「だれでもトイレ」の設置も!
あわせて、だれでもトイレの全校設置も要望します。
【Q2】下着の色指定は、人権問題!
人権問題という点では、校則における下着の指定も同様です。佐賀県弁護士会は、「下着は白という校則は人権侵害」だと指摘しています。
練馬区の中学校では、ホームページで確認できるだけで4校です。
もしも練馬区役所で管理職が職員の下着の柄や色を指摘したらセクハラです。下着の指定に、練馬区は人権的な問題はないと考えているのか伺います。
<教育振興部副参事>
- 下着とは、ワイシャツから、Tシャツや、肌着の柄や、色や、ロゴが見えることを避けるために、ワイシャツの下に着ている肌着のことを指す
- 要は、身だしなみを整えるという目的もさることながら、ワイシャツから柄や、色や、ロゴが見えることにより、他の生徒からのからかいの対象にならないよう
- 保護者の意見も聞きながら、色を校則で限定している学校は実際にある
- 生活指導の観点から間違っているとは考えていない
- しかし、それを校則、学校の決まりとすることについて様々に考えることがあることは認識
- 既に各学校では、子どもや地域の実態を踏まえ、校則の見直しを行っている
- 教育委員会としては、生徒会や保護者等の意見を踏まえ、学校の自立性を尊重しながら、子どもたちの人権を守る観点から、必要な見直しについて、引き続き、指導助言を行う
*高口注:「他の生徒からのからかいの対象にならないよう」に色指定している、というのは、かなり無理がある理屈付けではないでしょうか…?
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