愛媛県立高、一般入試始まる コロナ対策で休憩時間延長 – 朝日新聞デジタル

花のつくりとはたらき

 2021年度の愛媛県立高校の一般入試が11日、2日間の日程で始まった。1日目は、全日制と定時制あわせて約6100人が、国語・作文、理科、社会の3教科に挑んだ。12日は数学と英語、面接、実技テスト(一部の学科)がある。

 県教育委員会によると、全日制は、52校9145人の定員に対して7554人が志願。この日の朝の時点で、推薦入学内定者と欠席者を除く6073人が一般入試を受けた。定時制は、10校440人の定員に対して66人全員が受験した。

 新型コロナウイルスの感染防止対策のため、各校は受験生にマスクの常時着用や手指消毒を呼びかけた。また、換気の徹底やトイレでの密集防止のため、教科ごとの休憩時間を例年より5分延長し、20分にした。

 昨年の中学校の臨時休校を受け、出題範囲は3年の学習内容の約1割が縮小されている。(寺田実穂子)

国語・作文

 (一)論説的文章について、文意の正確な読み取り、趣旨の把握などの点から読解力及び論理的な思考力をみるとともに、文法に関する基礎的事項が理解できているかをみた。

 (二)言葉への関心の度合いや基礎的な漢字を読む力をみた。

 (三)言葉の重要度や履修学年に配慮し、基礎的な漢字を書く力をみた。

 (四)文学的文章について、登場人物の心情などを読み取る力をみるとともに、語句の意味が理解できているかをみた。

 (五)平易な古文について、内容を読み取る力をみるとともに、歴史的仮名遣いの基礎的事項が理解できているかをみた。

 (作文)提示されている資料をもとに、自分の考えを条件に従って文章にまとめさせることで、論理的思考力や表現力をみた。

理科

 (一)電流のはたらきについての実験を通して、電流の基本的な事項の理解や、水の温度上昇と電力量の関係について科学的な見方や考え方をすることができるか。浮力に関して基本的な事項が理解できているかをみた。

 (二)物質の状態変化について基本的な事項が理解できているか。酸化銅の還元の実験を通して、物質の性質や化学変化について基本的な事項が理解できているかをみた。

 (三)身近な生物の観察を通して、植物の体のつくりや働きを科学的に探究する能力が身に付いているか。血液の循環に関する基本的な事項が理解できているかをみた。

 (四)湿度や飽和水蒸気量に関する基本的な事項が理解できているか。地球と天体の動きとの関係について科学的な見方や考え方をすることができるかをみた。

 (五)科学的事象や自然の事物・現象について興味・関心、目的意識を持ち、観察、実験を通じて科学的に探究する能力の基礎と態度が養われているかをみた。

社会

 (一)古代から近世までの我が国の主な出来事や社会の様子について、基本的な事項を正しく理解できているか、資料を活用して思考・判断することができるかをみた。

 (二)近現代における我が国や世界の主な出来事や社会の様子について、基本的な事項を正しく理解できているか、資料を活用して思考・判断することができるかをみた。

 (三)効率と公正、我が国の選挙、内閣、裁判、地方自治について、基本的な事項を正しく理解できているか、資料を活用して思考・判断することができるかをみた。

 (四)労働者の権利、消費者の保護、市場における価格のはたらき、我が国の社会保障制度について、基本的な事項を正しく理解できているか、資料を活用して思考・判断することができるかをみた。

 (五)我が国の気候や産業について、基本的な事項を正しく理解できているか、地図や資料を活用して思考・判断した結果を適切に表現することができるかをみた。

 (六)世界の国々の位置や自然、人々の生活の様子、人口、資源・エネルギーについて、基本的な事項を正しく理解できているか、地図や資料を活用して思考・判断することができるかをみた。

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