大阪府内の公立中学校では、1年生と2年生が、13日、内申点の判断材料になる府独自の学力テスト、「チャレンジテスト」に臨んでいます。

今回のチャレンジテストは、大阪府内の公立中学校の1年生と2年生あわせておよそ13万4000人が対象です。


このうち、枚方市立長尾西中学校では、加湿器を設置し、窓を開けて換気を徹底するなど感染対策がとられた教室でおよそ350人がテストに臨んでいます。


マスクをつけた生徒たちは、解答用紙が配られると、すぐにそれぞれの出席番号を記入し、テストの開始を静かに待っていました。


そして、チャイムが鳴ると、一斉に問題に取りかかっていました。


科目は、1年生が国語、数学、英語の3教科、2年生が国語、数学、英語、社会、理科の5教科です。


「チャレンジテスト」は、高校入試の合否に関わる内申点について、中学校ごとのばらつきを無くして公平性を確保しようと、大阪府が平成28年度から府内の公立中学校の全学年を対象に独自に行っているものです。


テストの結果と内申点がかけ離れていた場合には、学校側が評価の見直しを含めて検証することになっています。


府教育庁によりますと、昨年度は、1、2年生全体の3%が検証の対象になったということです。