<6>首都圏の大手私立大の「入試改革」で人気が一変した|緊急連載 コロナ禍で激変する受験 – 日刊ゲンダイ

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 2020年度から大学入試改革が行われる。ところが、新しく始まる共通テストの目玉だった民間英語試験の成績活用、数学と国語での記述式問題の出題は、紆余曲折の末に見送りになった。

 高校時代の活動歴を入試の合否判定に活用するために新たに作られたサイトも運用を停止し、まさに入試改革は骨抜き状態となった。この結果、20年1月に最後の実施となったセンター試験と大きな差がなくなった。この改革の後退で、国公立大で予定されていた入試改革も後退することとなった。ところが、大手私立大では積極的に入試改革を行う大学が少なくない。

 早稲田大は政治経済、国際教養、スポーツ科学の3学部の一般選抜で、共通テストを受けていないと受験できない方式になる。つまり国公立大と同じような入試になった。特に、政治経済学部の一般選抜では、共通テストの成績で数学Ⅰ・Aが必須になった。入学後の授業で数学が必修ということが、入試で数学を必須にする理由だ。ただ、私立大3教科型の受験生が受けにくくなる。

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