宮城県白石市教委は、情報通信技術(ICT)教育の充実を図る国のGIGAスクール構想に基づき、市立全13小中学校の児童生徒に1人1台のタブレット端末貸与を進めている。
白石中(生徒349人)の3年1組では21日、生徒27人がタブレット端末を使った理科の授業に臨んだ。「月の見え方」をテーマに、時間ごとに変化する月の見える方角を教材アプリでシミュレーションして、地球の自転や天体の位置などを学んだ。
衛星写真閲覧サービス「グーグルアース」を使って仕組みを説明する生徒もいた。最後に復習問題に取り組み、授業の理解度を確認した。狩野隆校長は「一人一人の状況に合わせた学び方ができる。理解状況に応じた学習環境づくりにもつながる」と話した。
市教委は児童生徒用1938台、教職員用57台のタブレット端末を導入。小学6年、中学3年を優先的に配備し、2月末までに全対象者への配備を完了する見通し。事業費は、国の補助など約1億3000万円。
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