【2020年重大ニュース-中学生】高校受験の出題範囲の配慮、新しい通信制高校開校など – リセマム

教育関連ニュース
 中学生に関する2020年のニュースを振り返るうえでのキーワードは、生活様式の変化にともなう学び方の「変化」だろう。コロナ禍による学校や塾のオンライン授業の対応、無料のオンライン教材の提供、通わず学ぶことができる通信制高校の開校の発表など、官民問わずコロナに振り回されながらも、急激な変化に対応していく姿勢が印象的な1年だった。

 一方で受験生とその保護者は、高校受験に向けて、コロナ禍による出題範囲の配慮、学校説明会や見学の情報を追う日々を過ごしたのではないだろうか。中学生や高校受験、生活に関わる話題など、リセマムが選ぶ2018年の「中学生」重大ニュースを発表する。

2020年を振り返る中学生 重大ニュース

【高校受験2021】公立高入試出題範囲配慮、異なる対応(まとめ)

【高校受験2021】東京都立高「入試Q&A」出題範囲縮小など

【高校受験2021】無症状の濃厚接触者も受験認める…文科省

 一斉休校期間があったため、公立高校の入試範囲についての配慮が各自治体から発表された。入試日が近づくにつれて受験生の不安が募る中、文科省が「濃厚接触者も受験を認める」という方針を決めたことで、少しは不安も解消されるのではないだろうか。2021年1月に入った直前期に、コロナ対応について追加発表を行う方針を示している自治体も多いので、今後も注視していきたい。

子育て家庭「余裕ない」7割以上…負担重い1位「食費」

 普段学校で給食が出ていたが、長期にわたる休校によって、保護者が用意する手間とお金が負担となっていたことが伺える調査結果が発表された。

身近に感染者が出たら…新型コロナ偏見・いじめ考える教材

 団体や個人がそれぞれ予防対策を行っていても感染リスクがゼロになることはない。コロナ陽性者に対する偏見、差別、正義警察の怖さを感じられる教材は、学校教育、家庭教育の中で役立てることができるだろう。

勉強が心配になり始めた時期、親子とも約半数「中1」

コロナ禍で学習費減、受験にも支障…ベネッセ無償支援開始

 新学習指導要領による小学校での英語教科化、コロナ禍による学習の遅れ、高大接続改革など、変化めまぐるしい教育の世界。子どもの勉強について心配になるきっかけは家庭によってさまざまだが、子どもたちに平等な教育機会を与えようと考えている企業が、無償で提供している教材も多数ある。

ネットの高校「S高等学校」茨城県つくば市に2021年4月開校

新しい時代の教育を…通信制高校「ワオ高等学校」2021年4月開校

リセマム特集「寮完備・通信制 バーチャル学校説明会」

 角川ドワンゴ学園が「N高」に続いてつくば市に開校する「S高」。「能開センター」「個別指導Axis」などを展開するワオ・コーポレーションが岡山に開校する「ワオ高」。いずれも古いルールにしばられない、オリジナルのカリキュラムで学ぶことができる通信制高校だ。リセマムでは、時間や場所にとらわれることなく学べる通信制、生活と学びを結ぶ全寮制など、最新のカリキュラムを提供する高校の魅力を紹介している。今後、中学生が高校受験を考えるとき、何を軸に志望校を選ぶのか。その選択肢は年々多様化している。

 コロナ禍でオンライン学習が急速に普及したことも影響し、「高校」のあり方自体が大きく変わる黎明期のような印象を受けた2020年。2021年4月からは、中学校で新学習指導要領が実施される。教育現場が大きく前進する2021年になるよう期待したい。

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