“感動”最高の飛騨牛をつくりたい…「和牛女子」の高校生活に完全密着! – テレビ東京

“感動”最高の飛騨牛をつくりたい…「和牛女子」の高校生活に完全密着!-–-テレビ東京 基本問題

2020.12.19
THE名門校 日本全国すごい学校名鑑

歴史や校風、卒業生のネットワークまで、名門校の知られざる姿を通してその秘密に迫る「THE名門校!日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東 毎週日曜よる9時放送)。MCに登坂淳一、角谷暁子(テレビ東京アナウンサー)、解説におおたとしまさを迎え、「名門とはいったい何か?」常識を打ち破る教育現場に密着する。

畜産を学ぶ全国の高校生たちが、育てた和牛の完成度を競い合う「和牛甲子園」を、地元のブランド和牛・飛騨牛で2度制した名門校「岐阜県立飛騨高山高校」の魅力に迫る!

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岐阜県高山市の雄大な自然の中に校舎を構える「岐阜県立飛騨高山高校」。通称「山高」の校舎に掲げられたキャッチフレーズは、「めざせ農業のスペシャリスト」。2005年に岐阜県立高山高校と斐太農林高校が統合。斐太高校の通信制が移管され、現在の飛騨高山高校に。普通科や専門学科などがあり、市内で2つのキャンパスに分かれている。

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校訓は「快活・友愛・創造」で、さらに大切にしているのが「文武不岐」の精神。「文」である学業と「武」である部活動や生徒会活動を分けず、両方に取り組むことを奨励している。現在の生徒数は約1000人。保健・体育担当の富田先生は「生徒たちは命や自然を相手にしているので、素直で優しい子が多い」とコメント。河渡正史校長は、「静かな田舎の町なので、生徒は素朴。牛や鶏の命を預かり、我々は野菜や花からも命をもらっている。そういったことを感じながら取り組んでくれる子が多い」と語る。

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複数ある学科のうち、農業分野の生物生産科・園芸科学科・環境科学科は同じキャンパス。生物生産科の調理実習では最新の技術を使い、ニワトリを捌く実習も。校内には、生徒が作った果物や野菜、肉などを直売する販売所があり、一般の人も購入することができる。中でも、「お米甲子園」で最高金賞に輝いたコシヒカリや、ジューシーで甘いリンゴが大人気。品質はお墨付きで安いとあり、どんどん売れていく。

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学校で育てているのが、高級ブランド和牛・飛騨牛。生徒たちが飼育した飛騨牛は「和牛甲子園」で2年連続全国制覇を成し遂げ、和牛業界が大注目する名門高校に。生物生産科には、飛騨牛の専門知識を学ぶ2年間の授業があり、教室での座学の他、畜産農家などの協力を得て飛騨牛の繁殖や肥育の実践も行っている。「親が精肉店と焼肉店を経営しているので、しっかり継げるようになりたい」「動物が好きなので、動物に関する仕事がしたい」「動物看護の道を目指している」など、生徒の夢は様々。

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牛に青春を捧げる「高校球児」ならぬ「高校”牛”児」の朝は早い。午前7時、登校した生徒たちが向かうのは、校舎ではなく牛舎。飛騨牛への餌やりと牛舎掃除が朝の日課で、入学当初から毎日続けているという。子を作るための母牛や父牛、食卓に並ぶ牛など、約50頭の飛騨牛を肥育。牛1頭が1回で食べる餌の量は約3kgで、体調に合わせて餌の量を微調整する。牛は体調の変化が分かりにくいため、食べ方や食べた量から健康状態を把握。コロナ禍で牛舎に入れなかった際は牛の様子が気になり、離れた場所から双眼鏡で眺める生徒もいたという。

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餌やりや掃除の他にも、ブラッシングや牛の体調チェックなど、牛舎での作業は多岐に渡る。体調不良のサインを出している牛がいると、皆で対応を協議。手塩にかけて育てた飛騨牛の中から1頭を「和牛甲子園」に出品する。生物生産科3年の中谷くんは「愛情を注いできた牛なので、最初は悲しかった。今も悲しくなるけど、消費者の人にもっと飛騨牛を知ってもらいたいし、食べて欲しい」と語る。

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「お肉になる瞬間を見てるからこそ、”本当にありがとう! いただきます”という気持ちになります。人間として大事なものを教えてもらえる学校」と語るのは、生物生産科3年の上野さん。とにかく動物が大好きで、「将来は動物関係の仕事に就きたい」と飛騨高山高校に入学した。毎日2時間かけて登校するが、道中は牛の話題ばかり。まるで我が子のことのように頭から離れない様子だ。

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「とにかく可愛い」。一見、ペットと飼い主のような間柄に見えるが、食肉として出荷される瞬間は、動物を愛する女の子から命をいただく生産者の目線に変わる。「牛と人間…お互いの信頼関係が生まれないと、この仕事は務まらない」と上野さん。最高の牛を消費者に届けること、目の前の牛を愛し続けること…。その気持ちを両立させる教育現場が、飛騨高山高校にある。

そしてこちらが、今回の「和牛甲子園」に出場するともかちゃん。

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高校牛児たちが青春を賭けて試行錯誤を繰り返し、その成果が試される「和牛甲子園」。その決戦は、2021年1月15日(金)にオンラインで開催される。

番組では他にも、高校牛児たちの驚きのこだわり、日常と繋がる数学の授業、「和牛甲子園」に出場する他校の様子など、盛りだくさんの内容でお届けする。

この放送は、「ネットもテレ東」で期間限定配信中です!

明日よる9時放送「THE名門校!日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東)では、”3人に1人が東大へ 聖光学院の秘密”をお届け。

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今回の名門校は、神奈川県にある男子御三家「聖光学院中学校高等学校」。聖光学院といえば3人に1人が東大合格を誇る名門校。だが、そんな聖光でも一時は低迷に苦しんでいた。そこで様々な大改革を敢行。他校に先駆け入試を2回に分けることで、優秀な生徒たちの取り込みに成功する。また、経済的な安定がないと中高生たちと真剣に向き合えないとの理由から、教師陣の待遇改善などにも取り組んだ。

その結果、今では栄光、浅野と並んで神奈川男子御三家と呼ばれるまでに。探求授業の種類が豊富でもある聖光。大企業で導入している問題解決メソッドや生徒会が主催のビジネスコンテストでは、企業の社長を審査員に招いて企画競争も。生徒たちの好奇心を刺激し、活性化を図っている。

どうぞお楽しみに!

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