大学入試センター試験に代わり、来年1月に実施される「大学入学共通テスト」まであと一か月。松江市のホテルでは、新型コロナの影響で宴会などのキャンセルが相次ぎ使われなくなった会議室を受験生等の自習室として利用する取り組みをしている。
松江市の宿泊施設サンラポーむらくも。13日、施設の会議室には、受験を控えた受験生等がもくもくと、受験勉強に励んでいた。こちらの施設では、はじめてとなる「自習室」の取り組み。その背景には、新型コロナの再拡大があった。
サンラポーむらくもの山﨑佐知子さんは「会場自体が空いている日が多くて、このままちょっと空けておくのはどうかなってところがありまして」と話す。
主に教職員が利用するこちらの宿泊施設。新型コロナの影響で忘年会など12月の宴会予約は去年に比べ8割減と、大幅に落ち込んだ。そこで、空いた宴会場や会議室の利活用を考え、受験生等の自習の場にした。
自習室は、机1台につき1人が終日利用し、空調設備も整えるなど感染対策を徹底。コロナ禍の受験生等を後押しする。
利用した受験生は「家では集中して勉強できないのでここを利用してたくさん勉強して(高校)受験で合格できるようがんばりたいと思います」と話していた。
自習室は、予約制で会場の空き状況によって10人から最大40人程度まで利用できる。来年2月23日までの土日祝日と年末年始(12月26日~1月11日)に開放され、サクラサク春を待つ受験生等を応援する。
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