中部テレコミュニケーション、水族館と学校中継し遠隔授業 – 乗りものニュース

 KDDIの子会社で、東海地域でインターネット通信サービスを提供する中部テレコミュニケーション(名古屋市)は10日、水族館と中学校をテレビ会議システムで接続したオンライン授業の実証実験を行った。名古屋鉄道の子会社で、愛知県内の博物館などを運営する名鉄インプレス(同)との共同事業。児童や生徒に1人1台のパソコンを配備する文部科学省の「GIGAスクール構想」の推進に合わせ、自社の通信機材を使った付加価値サービスを展開していきたい考え。

 実証実験には名古屋経済大学高蔵中学校(名古屋市)が参加した。理科の授業で教室に集まった1年生約40人を前に水族館「南知多ビーチランド」(愛知県美浜町)の飼育員が講義や質疑応答などを行った。11日には同様に社会科の授業で「野外民族博物館リトルワールド」(同県犬山市)と接続し、民俗学専門の学芸員が講師を務める。

 このほか、中部テレコミュニケーションは11月1日から来年3月までの期間で、オンライン診療・服薬指導に関する実証実験も開始。同県蒲郡市と同市医師会、同市薬剤師会との事業で、市民100人にタブレット端末を配布して行っている。

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