現行制度では、一般選抜の学力検査は3月に第1志望校と第2志望校で1回ずつ、計2回受検していた。新制度では、一般選抜で今までどおり2校に志願できることとするが、学力検査の受検は1回とする。各校で校内順位を決定する際は、学力検査の成績を資料として使用する。出題教科は、現行どおり国語・社会・数学・理科・外国語(英語)とする。
一般選抜における面接の有無は各高校の裁量とし、校内順位の決定方式は各高校・学科の特色をより生かすことができるようにする。また、学力検査を1回に減らすことで、採点などの作業を削減し、合格者発表日を現行よりも早めるように努める。
普通科の学区については、現行の「尾張」「三河」の2学区を維持。群およびグループ分けについては、当面は現行どおりとし、新しい入学者選抜制度の実施後に検討する。推薦入試は、一般選抜日程の中で実施している現行日程を改め、早い時期に実施。推薦選抜の志願者には、学力検査を課さないことにする。また、中学校長の推薦を必要としない、高校・学科の特色を生かした「特色選抜」を新たに設ける。
一般選抜日程の中で実施している外国人生徒および中国帰国生徒等にかかる入学者選抜については、日程を改め、早い時期に実施。海外帰国生徒にかかる入学者選抜は、現行どおり一般選抜日程の中で実施するが、実施校の拡大を検討する。
新しい制度の詳細は、入学者選抜方法協議会議において慎重に検討。新しい制度の実施時期は2023年度(令和5年度)入学者選抜からとするが、一般選抜における校内順位の決定方式、特色選抜の新設については、入学者選抜方法協議会議の検討状況などを考慮し、柔軟に取り扱うことを可能とする。
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