岡山県教委は16日、2021年度県立高校入試の募集定員を発表した。全日制50校の総定員は前年度より260人少ない1万1020人で、5年連続の減少。地域の少子化を受けて岡山南、御津、古城池、玉野光南、笠岡、井原の6校が各40人、勝間田が20人削減する。
古城池と玉野光南、笠岡はいずれも普通科、岡山南は商業科、勝間田は総合学科の定員を減らした。御津は総合学科の募集を停止し、キャリアデザイン科を新設した上で定員を削減。井原は園芸科と家政科の募集をやめ、地域生活科を新たにつくる。
来春の中学校卒業見込み者は、今年より514人少ない1万6763人。県教委高校教育課は「卒業生の減り幅が大きい地域を中心に定員を見直した」としている。
県教委は1学級40人換算で1学年4~8学級を高校の「適正規模」と定めるが、今回の定員削減で御津と勝間田が3学級となり、適正規模を下回る学校は計10校となる。
多様な能力や適性をみて選抜する特別入試の定員枠は例年通り、原則として普通科が全体の30%、その他の学科は50%。特別入試は来年2月9日に学力検査、同日と10日に面接、各校独自選考を行う。一般入試は3月9日に学力検査、同10日に面接と実技を行う。
同課は一般入試の出願時の平均競争率について、1・06倍だった20年度並みになると見込んでいる。
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