大学入試における主体性の評価方法について検討している、文科省の「大学入学者選抜における多面的な評価の在り方に関する協力者会議」は9月30日、第7回会合をオンラインで開いた。「これまでの意見の整理案」が示され、高校における新学習指導要領の実施を踏まえ、一般入試で主体性を評価する方法として、高校の各教科における観点別評価の利用が委員から提案された。

整理案には、大学入試における多面的な評価の内容やその手法に関して、受験生が多く日程的な制約もある一般入試で、多面的な評価を実施するのは困難との懸念や、主体性の評価が高校生にとって過度な動機付けにつながり、かえって主体性を損なう危険性があるとの指摘が明記された。……

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