今夏甲子園に出場した静岡高野球部の渋谷泰生内野手(3年)が12日、早大スポーツ科学部の自己推薦入試に合格した。1番・二塁でチームを引っ張ってきた切り込み隊長が、東京六大学で新たな一歩を踏み出す。
自然と表情がほころんだ。授業の合間にネット上で合格を確認。早めに登校して池田新之介監督(44)に面接練習してもらった成果が実り、「うれしいです。六大学は夢だった。中でも早大はトップクラスだし、勉強でも同じくトップクラスにいたい」と決意を語った。
10月中に練習参加し、リーグ最多タイ46度の優勝を誇る名門の雰囲気に圧倒された。「一段とここでやってみたいという思いが湧いてきた」。シュアな打撃と50メートル走6秒1の身体能力を生かした守備には定評がある。「まずは守備をウリにしていきたい。範囲の広さと球際をアピールしていきたい」と強調した。
同じ六大学でライバルとなる慶大には2学年先輩の斎藤来音外野手(2年)が在籍。「来音さんを見てレベルの高さを感じてきました。早く慶応とやりたいです」と早慶戦での“静高対決”にも意欲を示した。
報知新聞社
【関連記事】
Powered by the Echo RSS Plugin by CodeRevolution.