宮崎県内では夏休みも終わり今週から公立の小中学校や県立学校で授業が始まります。新型コロナの第5波が猛威をふるう中、県教育委員会では、子どもたちへ向けて感染対策を改めて徹底するよう強く呼びかけています。
宮崎県の直近一週間の新型コロナの新規感染者数は、20歳未満が198人となっていて、世代全体の24.4%を占め高い水準となっています。県教育委員会の黒木淳一郎教育長は、県内でも若い世代の感染が広がっていることに警鐘を鳴らします。
(黒木淳一郎教育長)「第5波、デルタ株ですね、若年層の感染拡大の報告をいただきます。その中に、児童・生徒の感染が増えてきている、かなり多い、そこに強い危機感を持っています。」
小中学校では、授業カリキュラムの進捗に影響を及ぼすことや学校が子どもたちにとって福祉の場であること、また県立高校では、9月から就職活動や推薦入試が始まるため、それ以前に学校行事を行うケースが多いことなどの理由で、県教委では一斉休校の措置は取らない方針です。
(黒木淳一郎教育長)「分散登校や時差登校、リモートやオンラインを駆使すること、場合によっては授業を短縮することもあると思う。行事も縮小したり、延期したり、場合によっては中止したりそういったことを柔軟に対応しながらなんとか子どもたちの学びを継続させるそういったことを頑張ってほしい」
県教委は、今後の対応について感染状況によってクラス単位や学年単位、または学校単位での休校としたい考えで、学校側だけでなく児童や生徒、保護者へのより一層の感染対策を強く呼びかけています。
(黒木淳一郎教育長)「これまでの対策の徹底ということで検温・マスク・手洗いをお願いしたい。保護者のみなさんにはぜひそれを見届けて欲しい。「終わったの?」とぜひそういった背中を押すアドバイスをお願いしたいと思っている。もし子どもさんに少し具合が悪そうということがあったら無理をしないこれが保護者の皆さんへのメッセージになるかなと思う」
テレビ宮崎
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