大学倶楽部・桜美林大:高校での探求活動を大学の学びへつなげる 新しい入試方式「探究入試 Spiral」を開始 – 毎日新聞

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桜美林大学探究入試Spiral


桜美林大学探究入試Spiral

 桜美林大学(東京都町田市、畑山浩昭学長)は、2022年度入学者選抜より新しい入試方式「探究入試Spiral(スパイラル)」を開始する。

 2022年度から実施される高等学校の新しい学習指導要領で中心的なキーワードとなる「探究」。「探究」と名のつく科目が多数新設され、学習内容やその指導方法に注目が集まっている。この「探究」という新しい学び方は、未来のあたりまえになると同大は考えているという。探究的な経験を重ねてきた受験生が正しく評価され、その経験を同大での学びにつなげることができるよう、今回この入試方式を新設することとした。

<探究入試 Spiralとは>

 大学入学資格を有する者で、探究活動に取り組んでいる者、もしくは取り組んだ者を対象に実施。ここでの「探究活動」とは、授業、課題研究、委員会活動、課外活動、自主活動など、活動の形式は問わない。経験を重視し、実績より学習者本人の学びや成長を評価する。また、同入試で求める評価基準を公開する。評価基準は、探究活動を継続的に実施できる力や、主体的・協働的に取り組む力など10項目。

※Spiralとは「螺旋(らせん)」を指す英単語。螺旋には終わりがなく、同じような道をたどりながらも、少しずつ変容していく様子を表している。同大では、この入試方式を、「探究の螺旋=Spiralへの入り口」とするため、「探究入試Spiral」と名付けた。 

※入試概要はこちら 

<日本初!教員/受験生に向けセミナーを開催、探究活動の経験を大学への学びとつなげるサポート>

 2022年度入学予定者の入試選考に先立ち、2021年5月から教育機関関係者向けの研究会、同7月から受験生向けの対策セミナーをオンラインで実施。これにより、受験生の探究活動を高等学校・大学からの移行期にも切れ目なくつなげていくサポートが可能となる。

 また、2022年度から高等学校での「探究」が教科として全面的に位置づけられる。しかし、高大接続改革における課題の一つとして、探究は入試につながるのかという不安感が高校現場には定着してしまっている。一方で、高等学校・大学・社会の接続や大学での成長という観点から、高校時代に探究に取り組むことの重要性は高いと同大は考える。このことから、こうしたセミナーを実施することで、学習者、教育機関関係者の支援を通して、高等学校における探究学習の価値を発信し、啓発活動にも取り組んでいく。

1)<探究×入試>勉強会 対象:教育機関関係者(主に高等学校の教員)

第1回 5月25日(火)16:00~17:00 Zoomで ※日程/講師調整中

第2回 6月22日(火)16:00~17:00 Zoomで ※日程/講師調整中

2)探究入試対策セミナー 対象:受験生 7月からZ00mで実施予定

<探究入試Spiral 実施概要>

1)募集学群及び募集人員:

リベラルアーツ学群:20人程度、ビジネスマネジメント学群:15人程度、健康福祉学群:若干名

※出願時に「専願」「併願」の選択が可能。

2)選抜方法:

1次審査(書類選考)、2次審査(面接)を実施する。

2次審査では、①探究学習に関するプレゼンテーション(5分程度)、②プレゼンテーションと出願書類に関する質疑応答、③課題図書に関する口頭試問(②と③あわせて20分程度)を実施。

※求める素質と評価基準については「探究入試Spiral」のウェブサイトで公開。その他、募集条件や主な出願書類についてもウェブサイトでご確認ください。

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